何必館・京都現代美術館「十牛図に挑む MAYA MAXX展」
2009.1.27
以前から訪れたいと思っていた京都の何必館(かひつかん)で、これまた気になっていたMAYA MAXX(マヤマックス)の展覧会が開かれていると知ってのぞいてきました。
キツい冷え込みを覚悟して出向いたのに、当日はうれしい誤算の小春日和。足取りも軽く会場に飛び込むと、いきなり「富士」「脱兎」「万祈」なんて書がお出迎え。パワーとエキセントリックが同居するような不思議な味わい。選ばれている文字の微妙なおもしろさにこそばゆい気分なりました。続いて、今回のメインである「十牛図」へのチャレンジへ。そもそも「十牛図」とは、禅の悟りに至る道程を、牛を主題に表したもの(らしい)。MAYA MAXXは、それを「自分探し」の旅への案内書と解釈して十点の作品を制作。それが部屋全面に展示されている迫力!「悟り」という崇高なイメージを逆手に取ったように、描かれているのは赤土にまみれた西部の平原に佇むカウボーイと黒牛。いきなり絵から手が伸びてグッと引き寄せられたような感じ。ただポップな風合いとは真逆の静謐な緊張感も漂っていて、やはり創り手の生き様が作品に滲み出るのだろうなと勝手に納得しました。
何必館の最上階には、空を仰いだ吹き抜けの坪庭と茶室があり、また地下には北大路
魯産人のコレクションも展示されていました。決して大きな空間ではありませんが、とっても贅沢な気分を味わえる美術館でした。【オカノ】
十牛図に挑む MAYA MAXX展
会場:何必館・京都現代美術館
期間:1月10日(土)~3月22日(日)10:00~18:00 月曜休館
入館料:一般1000円 学生800円
お問い合わせ:何必館・京都現代美術館
京都市東山区祇園町北側271
TEL 078(525)1311
http://www.kahitsukan.or.jp/
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