2008/07/07

維新派「呼吸機械」

(2008.7.7)
今年も維新派のチラシが届きました。
昨年、大阪・ウルトラマーケットで開催された<彼>と旅をする20世紀三部作「nostalgia」に続く、2作目は滋賀県長浜市で上演されるそうです。
昨年は安心して見に行くことの出来る室内公演でしたが、やはり野外会場の壮大なスケール感がたまらない維新派!
今年はきっとお祭りの雰囲気とともに、琵琶湖が見える野外特設会場となることでしょう。

タイトル:「呼吸機械」
日時:10月2日〜5日、9日〜13日
チケット料金は前売一般6000円 18才以下5000円<全席指定>(当日券各500円UP)
チケット発売は7月13日
詳細はこちらをご覧下さい。

そして「呼吸機械」のムービーがYouTubeに公開されていましたのでご紹介。
今から楽しみです。【ハヤシ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/18

KAVCホームグラウンドカンパニー'06→'08  TAKE IT EASY! & 劇団赤鬼

2008.6.15(KAVC)
 今年もホームグラウンドカンパニー公演が始まりましたよ。
 15日(日)が千秋楽だったTAKE IT EASY!×大塚雅史「まほうまっぷ REMIX」。昨年12月にKAVCで初演をおこない、今回は大幅にパワーアップしての再演。前回と同様にバスケットコートのある体育館風の会場を両サイドから眺める設えになっていて、コート上のドラマを演劇の観客と、バスケットの観戦者という2つの視点で楽しめたのが新鮮でした。
 5人の主人公たちがそれぞれに人生の壁にぶつかる中、一緒に過ごした17歳の夏を振り返り…という内容で、観ているうちに懐かしい記憶や感情、思い出も引出され舞台にのめり込んでいました。バスケットの試合の場面は息をのみ、ラストシーンで2本のシュートが決まった時(千秋楽だけだそうです)は会場全体が臨場感溢れる感動に包まれました。また展開はとてもハードで、走る!跳ぶ!踊る!歌う!バスケもする!着替えも5回!と1日1回の限定上演は納得です。
969 その舞台をさらに盛り上げたのが、今週末から公演をする劇団赤鬼の新座長の行澤さんと岡本さんの前説。2人のちょっとしたアドバイスがとてもステキなフィナーレを演出したのです!!そして!2人が出演する赤鬼新作公演「POPCORN Baby」も、行澤孝二代目座長襲名披露公演として間もなく始まりますよ!
 ヘナチョコ仲間が小学生の時に作った「復讐クラブ」を巡り、20年の時を超え現在と過去が交錯する物語。ストレートな感動が持ち味の赤鬼が、ボディーブローのように効いてくる新たなドラマをお届けします。新生赤鬼公演も是非お見逃しなく!【クボ】

KAVCホームグラウンドカンパニー'06→'08 
行澤孝二代目座長襲名披露公演「POPCORN Baby」
日時:6月20日(金)19:30
   6月21日(土)14:00/18:00
   6月22日(日)13:00/17:00
会場:神戸アートビレッジセンター(KAVCホール)
チケット 前売:3,000円/当日3,500円
お問合せ:劇団赤鬼/TEL:078-222-3702/HP:http://www.akaoni.jp/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/03/20

オープンKAVC2008 開催!

2008.3.19(KAVC)
神戸アートビレッジセンターは芸術文化の拠点として、若手の人材育成と新しい取り組みを応援することで、地域における文化振興の一端を担ってきました。昨年度より、その取り組みをもっと多くの方に知っていただこうと「オープンKAVC」という新たな試みに挑戦しています。
「オープンKAVC」は演劇、映像、美術を柱として、様々な分野の芸術文化活動を行ってきたKAVCを開かれたかたちでお伝えする企画です。普段、芸術文化は敷居が高いなあ、と感じている方たちにも気取らず参加して頂けるイベントを目指しています。
今回の「オープンKAVC2008」では、祭りのような楽しさや親しみやすさをテーマに、どなたでも気軽に足を運んでいただける3つのプログラムをご用意。KAVCのレンタル施設を利用されている方々が入れ替わりで発表する舞台公演や、現在ブームとなっている上方伝統芸能の魅力を語っていただくトークイベント、さらに2007年度KAVCで開催した事業の報告展示&チェコの人気作家ヨゼフ・パレチェクの新作絵本原画を日本初公開作品を含めて展示します。
この機会に、ご友人やご家族をお誘い合わせのうえ是非お越し下さい!【コナカ】

Kavc08

◆「オープンKAVC2008」※詳しくはHPをご覧下さい→http://kavc.or.jp/apf/openkavc2008/

・かぶっく・オン・ステージ
3月22日(土)ー 23日(日)[入場無料]
出演:KAVCのレンタルスペースをご利用いただいている団体(20組)とKAVC縁のゲスト2組

・KAVC倶楽部トークサロンVol.10「KAMIGATAの誘惑」 5月3日(土・祝)
13:00〜 part1「上方落語の誘惑」  ゲスト:林家染丸
16:00〜 part2「文楽の誘惑」 ゲスト:豊竹咲甫大夫
料金:KAVC倶楽部会員/無料(当日入会可 年会費1000円)一般/一回券1200円 二回通し券2000円

Photo ・2007年度年次報告展&
ファンタスティック!チェコアニメ映画祭開催記念
ヨゼフ・パレチェク新作『ちびとらちゃん』原画とヴィンテージしかけ絵本展
4月26日(土)ー 5月6日(火・祝)※30(水)は休館 [入場無料]

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/03/13

チャレンジシアター’07—’08 無事終了

2008.3.9(KAVCホール)
今年のチャレンジシアター、キーワードは“音楽”の締めを飾る公演、Quantum Leap*「音響王子の実験劇場vol.0“mute”」が盛況のうちに終了しました。
 音響王子こと児島塁さんが、キーワードである“音楽”を巧みに操り、普段オファーを受けている劇団や俳優を逆オファーしてのこのプロデュース公演。
 出演者全員に課せられたルールは「“mute”—ひとこともしゃべってはいけない」こと。にもかかわらず、オーケストラに、漫談、児島さんとっておきの懐かしの映像、工作やコメディー、王子の2人羽織など多彩なパフォーマンスが続出!また3月28日からKAVCでマイムパフォーマンス公演を控えたいいむろなおきさんも参加され、見事なパントマイムを披露。役者さんの演技に、児島さんが効果音や音楽を合わせて、空間を創っていることが生で体感できてとても面白い体験をしました。そしてフィナーレは王子がキュートなメイドさんに扮して登場。(写真参照)
Photo 盛りだくさんの内容に客席は、ハラハラしたり、息をこらえたり、爆笑だったり、始終楽しい笑いに包まれていてあっという間の2時間でした。次回のチャレンジシアターも楽しみです。【クボ】

Quantum Leap*参加のいいむろなおきさん出演の
マイムパフォーマンス公演
小野寺修二×いいむろなおき
「XとYのフーガ」
日程:
3月28日(金) 19:30
3月29日(土) 14:00*/18:00
3月30日(日) 14:00
(*29日14:00の公演終了後、小野寺修二氏といいむろなおき氏、ゲストにウォーリー木下氏を迎えてポストパフォーマンストークを行います)
会場:KAVCホール
チケット:
前売(整理番号付自由席):一般 3,000円 学生 2,000円
当日(整理番号付自由席):一般 3,500円 学生 2,500円
※詳しくはKAVCのHPにて:  
お問合せ:KAVC 078-512-5500

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/11

EIZO FES PRAT8

Photo  KAVC新年最初の催し物は、EIZIO FESPARAT8!
8回目を迎える今回は、「フリーコンペ」に「一般ムービー」と「ショートムービー」の3部門を一般公募、さらにア二メーション作家・山元るりこさんの個展と、映像作家小池照男さん+ダンサー・万城目純さん、Yanjyaさんのダンス・インスタレーションあり、神戸大学映画研究部による演劇などなど、出品者も小学生から立派な大人まで幅が広く本当に多彩な上映会となりました。
 来場者数も過去最高!2日間200人を超えるお客様がいらっしゃいました。中には遠方から出品された作家さんやお客さまもあり、感謝・感激の気持ちでいっぱいです。もっともっと面白いイベント発信源となるよう今年も邁進いたします。なお次回上映会は7月下旬を予定。【クボ】
EIZO FES事務局
http://eizofes.ifdef.jp/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/12/06

映画「長江哀歌」関連イベント

2007.12.6(KAVC)
 明日12/7(金)からKAVCキネマ再開です。12月のラインナップは多彩に盛りだくさん。どの作品も甲乙つけがたい中で、お薦めしたいのが昨年ベネチア国際映画祭金獅子賞グランプリ受賞作、「長江哀歌(エレジー)」です。上映は12/14(金)〜27(木)まで。
 作品の舞台は、2009年に完成すれば世界最大となる長江・三峡ダム。そこに水没するのは三国志で有名な二千年の歴史を持つ長江の景勝地、三峡。沈みゆく運命にある古都を舞台に綴られる2人の男女の物語。
 公開記念として、三宮で人気の中国茶専門店、神戸岩茶荘さんが12月15・16日の2日間限定でKAVCに出張カフェに来て下さる事になりました。映画の中にも登場する「お茶」を通して作品の世界や、中国文化に触れていただけるのではないでしょうか。その日の気分や体調に合った5種類のお茶を選ぶことができ、ポピュラーな蓋椀(がいわん)式でお楽しみいただけます。〈お茶代700円〉
木枯らし吹く中、KAVCで映画にお茶に、ホッコリおくつろぎ下さい。
Photo
神戸岩茶荘 出張カフェ
12/15(土)・16(日)
11:30〜19:30(L.O 19:00)

神戸岩茶荘HP http://www.gancha.com

映画「長江哀歌」上映スケジュール
12/14(金)〜20(木)
12:30/14:50/17:10/19:30
12/21(金)〜27(木)
11:00/13:20/15:40/18:00

KAVCキネマ情報 http://kavc.or.jp/cinema/index.htm

〈火曜休館〉

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/11/14

EIZO FES PART8 一般公募審査

2007.11.3(KAVC)
 映像ワークショップ恒例の上映会「EIZO FES PART8」が来年のKAVCオープン初日、1月5・6日の2日間に渡り開催されます。
 この上映会では、フリーコンペ、一般ムービー、ショートムービーの3部門を設けて、広く一般から作品を募集(只今ショートムービー部門のみ募集中)。神戸はもちろんのこと、関西圏外の方からもたくさんご応募いただきました。
 応募作品はドラマあり、アニメーションあり、アート性の高い作品などで、多彩な審査会となりました。審査の結果、フリーコンペ部門17作品、一般ムービー部門3作品が上映されることに決定!!
いつもにも増してボリュームアップした上映会になる予定です。お正月明けは「KAVC映像祭り」でお楽しみ下さい。【クボ】Photo
ショートムービー部門〈募集中〉 
募集期間:〜11/17(土)必着
発表:12月上旬
お問合せ:EIZO FES 事務局
http://eizofes.ifdef.jp
eizofes@gmail.com
会場:神戸アートビレッジセンター
TEL:078-512-5500

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/11/11

トライやるウィーク終了

Photo2007.11.7(KAVC)
 11月5日(月)から、須佐野中学校と西代中学校の合計6名の生徒さんがKAVCでトライやる!!
美術が好きな子が集まって、学校もクラスも違う皆さんが力を合わせて仕事に勤しんでいました。そのうちの1校はかつて私も通った所で、懐かしさと新鮮さを彼女たちから受けました。
 私がお手伝いいただいた仕事は12月に上映する映画のチラシ配り。KAVCでは日頃から、郵送や手持ちで神戸市内の公共施設やお店等に催し物のチラシの設置をお願いして、一人でも多くのお客様の目に触れるよう心がけています。
 この日は汗ばむ陽気の中、中央図書館から三宮図書館など計5カ所を一緒に配って回りました。翌日は、先のブログでも取り上げた Exhibition as media の展示や関連ワークショップの準備を手伝ってもらい、最終日は「神戸100年映画祭 —新開地 淀川長治メモリアルー」の開場のお手伝いなどKAVCの一員となってお仕事をしていただきました。
 たった4日間でしたが、参加された皆さんの将来にちょっとだけ世界が広がればいいなと思いました。
  須佐野中学校の皆さん、西代中学校の皆さんお疲れさまでした。【クボ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/06

「神戸ビエンナーレ2007」

Sany0036 2007.10.6(メリケンパーク)
今日から始まった「神戸ビエンナーレ2007」一足先に内覧会に行って来ました!
会場は港町神戸を代表するメリケンパーク、この日は天気も良く秋の風に吹かれながら観光気分で向かいました。
ポートタワーを背に、船便用コンテナが設置された会場は、一見規模が分かりにくいのですが、約70台のコンテナ展示は想像以上に見応えタップリ。
全て見ようと思うと結構時間がかかります。
展示作品も現代美術からいけばなまで、様々なジャンルがあるので、小難しい事は考えずに神戸観光の一つとして楽しんでみてはいかがでしょうか?
個人的には会場横にある「カワサキワールド」にも行ってみたい。。。
そうそう、神戸観光と言えばビエンナーレの連携プログラム・アートツーリズムワークショップ「神戸観考」も始まります。詳細は追って紹介できればと思いますのでしばらくお待ち下さい。【ハヤシ】

神戸ビエンナーレ2007ホームページ http://www.kobe-biennale.jp/

サポートスタッフブログも要チェック!http://www.kobe-biennale.jp/cp-bin/blog/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/05

「CARPENTER BLOCK」&「naef展」

Photo_2 2007.10.5(KAVC)
先月、和歌山の美術館に行ったときにCARPENTER BLOCK mini(カーペンターブロック)を購入しました。
ルーブル美術館の永久コレクションとして選ばれたこのART TOYは、6種類の形と沢山のカラーバリエーションを組み合わせてアイデア次第で様々な形を作り出すことができます。テキトーに組み合わせても面白い形ができて、指先と頭の体操にはもってこいです。
そして、クレジットにはMADE IN OSAKA.JAPANと誇らしげに書かれています。
ニューヨーク近代美術館のショップでも販売される事になった「CARPENTER BLOCK mini」ですが、世界に羽ばたく大阪って感じが良いですね。
Dscn9882jpg さて、これが現代の積み木とすれば、現在、有馬玩具博物館で開催中の「naef展」では、伝統的なスイス・ネフ社の積み木がご覧頂けます。
このネフ社の木製玩具は世界的にコレクターが多く、洗練されたデザインと美しい色合いはとても魅力的です。僕も「ネフスピール」という積み木の購入を考え中。。。
最近の子どが積み木で遊ぶのか分かりませんが、創造力を養うにはともて良い遊び道具ですし、どちらも飾っても楽しむことのできる魅力を持っていますので、機会があれば是非手にとって見て下さい。【ハヤシ】

CARPENTER BLOCK mini 「SOZ」

有馬玩具博物館「naef展」10月5日(金)〜12月9日(日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/03

赤鬼祭・カブックだョ!全員集合

2007.9.15(KAVC)Photo
 演劇にまったく興味を示さない人ですら「その名は聞いたことがある」というくらい関西で人気を誇る「劇団赤鬼」。その赤鬼が9月15〜17日の3日間、KAVCで赤鬼祭を縦横無尽に繰り広げました。
 お祭りと言えば屋台ですが、KAVC1階の1roomが、屋台村や特設ステージに大変身。屋台から漂うたこ焼きの良い香りに包まれて、お祭りモード満点で、
ギャラリーは赤鬼展、ホールとシアターでは演劇にライブイベントと盛りだくさんでした。
 数あるイベントの中で、「Quantum Night(クオンタム・ナイト)」を見ました。伝説のライブイベントで、劇団赤鬼の公演を彩ったオリジナル楽曲を生で聴くことができ、観た人ぞ知る、名シーンが蘇る曲のオンパレード。通常の公演では音響スタッフとして活躍する児島塁氏と、愉快なキャラクターで舞台をにぎわす川浪ナミヲ氏のMCに爆笑し、ちょっとした写真撮影大会やダンスに、ゲスト登場と衝撃のラスト曲!客席と舞台が近いライブイベントで楽しめました。
 その「劇団赤鬼」の次回作が12月に新神戸オリエンタル劇場で公演を控えています。皆さん要チェックですよ!【クボ】

●公演情報
「spies like us〜スパイ ライク アス〜」
会場:新神戸オリエンタル劇場
日時:12月14日(金)19:30
12月15日(土)14:00/18:00
12月16日(日)13:00
料金:前売3500円/当日3800円

お問合せ:劇団赤鬼 

078-222-3702
http://www.akaoni.jp


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/28

EIZO FES 作品大募集!!

Eizo_fes 2007.9.(KAVC)
KAVCでは色んな分野での若手育成活動を支援しています。
映像事業では毎年恒例のEIZOワークショップが主催している、EIZIO FESを今年も開催。すでにPART7は5月に終え、今は2008年1月5・6日のPART8に向け準備に取りかかっています。
今回新たな試みとして、「フリーコンペ部門」と「一般ムービー部門」
の2部門で広く作品を募っています。ご興味のある方は一度、「映像ワークショップ」HPまでアクセスして下さい。
また、作品募集の締切はすでにひと月切っています!応募を予定の方はお急ぎ下さい!締切10月20日(土)必着です。
詳しくは下記まで。

申込み・お問合せ
EIZO FES 事務局
http://eizofes.ifdef.jp
eizofes@gmail.com
神戸アートビレッジセンター
TEL:078-512-5500

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/09

日本の表面張力ー大阪巡回展ー

137 2007.8.29(大阪/AD&Aギャラリー
KAVCでは映画の上映以外にも、映像の上映会として「EIZO FES」行い、皆様にご好評いただいております。そんな「映像作品」の上映会は他の施設でもあるものの、その開催数は少ないのかもしれません。
先日、珍しく大阪のギャラリーで映像のイベントがあると知り、行ってきました。
「日本の表面張力」と題されたこのイベントは先月10日から29日までの18日間、1日2回のみ上映というものだったので、見逃した方も多かったかもしれません。しかし出品者には、以前KAVCで上映した映画「TOKYO LOOP」にも参加していた大山慶さんやイメージフォーラム・フェスティバルの受賞者、気鋭の映像作家などが名を連ねていて、大変興味がそそられるものでした。
私が行った最終日は上映が1回のみで、「眼(まなこ)の穴愛のリズム」というプログラムタイトル。約一時間のプログラムの中に7つの作品があり、それぞれにテイストも手法も違う、1つのテーマで多種多様な作品を楽しむことができました。特に最後の作品、早川貴泰さんの「KASHIKOKIMONO」が印象深く、見終わった後も映像が眼の裏側に長い間残っていました。
こうした映像上映会を来年KAVCでも開催します。最初に触れた「EIZO FES」のことですが、今回「PART8」となる上映会では初の試みとしてフリーコンペ部門と一般ムービー部門を設け、現在作品を募集しています。観る機会もさることながら、参加する機会を合わせ持った上映会にご期待ください!【コナカ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/31

神戸ビエンナーレ50日前プレイベント

128 2007.8.20(兵庫県公館)
以前から神戸で話題となっていた神戸ビエンナーレがついに開催50日前になりました。カウントダウンイベントはこれまでにも200日前、100日前と実施されたのですが、遠すぎて実感が沸かなかったのが本音です。しかし、さすがに50日前となると少しづつ意識が向いてくるようになり、今回はプレイベントに参加してきました。
会場となった兵庫県公館には200名を超える人が集まっており、注目の高さが伺えました。
今回イベントでパネリストとして話された方々も、美術関係やアーティストの視点以外に、都市政策の観点から語られている方などもいました。神戸ビエンナーレに対する活発な意見と見解が論じられるのを見て、実に多様な分野をつめこんだビエンナーレであると、改めて実感した次第です。また、ディスカッションの後には長谷川章氏の作品であるデジタル掛け軸が公館の外壁を彩るイベントもありました。このビエンナーレ、まだまだ神戸市民には認知度が低いそうですが、今後より一層の盛り上がりを期待しています。【コナカ】

神戸ビエンナーレHP→http://www.kobe-biennale.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/11

阪急・阪神・能勢「仮面ライダー/プリキュア5」スタンプラリー

Photo (2007.8.11)
先日、日曜日の朝からテレビを見ていたら仮面ライダーがやっていました。
懐かしさのあまりしばらく見ていると変身シーンにビックリ!なんと電車の定期?の様なカードを使って変身するんです!!さらに驚いたのは、敵地に行くのに電車を使います。ライダーちゃうやん!!!そんなツッコミを入れながら今日阪急電車の駅でチラシを発見!「仮面ライダー電王・俺、誕生!・スタンプラリー」。猛烈に興味を引かれて見てみると、現在公開中の映画のタイアップ企画で、スタンプラリーを開催中とのこと。
女の子用には「プリキュア5」というアニメのスタンプラリーもあります。
ファーストステージとセカンドステージがあって、残念ながらファーストステージは終わっていますが、セカンドステージ6駅全てのスタンプを集めると豪華賞品の抽選にもチャレンジできます。
この夏休み、お子さんと一緒に、電車で三都の旅をしてみるのは如何でしょうか。【ハヤシ】

「仮面ライダー電王/プリキュア5・スタンプラリー」
セカンドステージ8月4日〜8月31日

阪急阪神1dayパス(大人1200円、小児600円)を使うと1日乗り降り自由です。
※能勢電鉄は別途料金が必要です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/08/10

Coke+iTunesキャンペーン

Cola (2007.8.10)
新しい物好きの僕がiPodを購入したのは2002年の秋、発表と同時に予約を入れて購入!
数1000曲を持ち運べる携帯プレーヤーは音楽の楽しみ方を大きく変えてくれました。
そんなiPodも世界で1億台以上を出荷して、今では接続ソフト    iTunesを使いインターネット経由で音楽を購入することも出来るようになりました。
しかし、パソコンから音楽を購入するのはまだまだ抵抗のある方が多いのではないでしょうか?
そんなみなさんに朗報です。現在、iTunse ミュージックストアとCoca-Colaがタッグを組んでキャンペーンが行われています。
対象のコカコーラ製品を購入するとシールが付いていて、当選するとなんと1曲プレゼント!
ものは試しで、早速チャレンジしてみました。
1、キャンペーンHPにアクセス
2、参加登録をします。※要メールアドレス
3、登録終了後、シール番号を入力
4、チャレンジボタンを押してしばらくすると、結果が出ます。

そして結果は・・・みごと大当たり!!!
コーラ1缶で150円相当の曲をゲットしました。。。
iPodを持っていなくても、PCからでも音楽を楽しむことも出来ますので、運だめしに一度チャレンジしてみては如何でしょう。

と言いつつ僕はNapsterユーザーなんです。
機会があればこちらの紹介もできればと思います。【ハヤシ】

キャンペーンHP http://kocp.cocacola.jp/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/15

公開レクチャー「アートのための法律相談所」

Img_0011 2007.7.8(大阪/[studio])
KAVCでは芸術・文化に関わる企画を行っていますが、その企画途中には実に色々な諸問題が発生します。なかでもごく稀に法律に関わる問題が発生する場合があり、そんな時に思うのがアートに関わる法律にどんなものがあるのか、また過去にどんな事例があって、どう解決がなされたかということです。
難しい事柄ですが、実際に直面するかもしれないアーティスト、企画者、その他関係者の方は大変興味を惹かれることではないでしょうか。
そんな疑問や思いをぶつけられる機会が、大阪府現代美術センターが企画している「吉原治良賞記念アートプロジェクト2008」の企画の一環として行われました。その名も「アートのための法律相談所」。
2部構成からなるこのレクチャー、1部は東京で活動している「Arts and Law」代表作田知樹さんを講師に招いての事例・判例・相談などで、2部では作田さんと「吉原治良賞記念アートプロジェクト 2008」第一次選考作家の藤井光さんとの対談でした。「Arts and Law」は非営利のプロジェクトとしてアートコンサルタントと法律家が芸術家、クリエイターなどの活動を応援していて、法的な問題についての相談を受けられているそうです。メールでも無料で相談でき、きちんとした依頼でもかなり安くで受けていただけるとのこと。まさにアーティストの味方というところでしょうか。
その具体例を示したのが2部のレクチャーで、映像作品を作る上での権利やプライバシーの問題があがったり、藤井さんご自身が展開されているプロジェクト「芸術裁判(法の対象としての芸術を問うため、現実の裁判を目指している)」への道筋を話し合われていました。こういった場を設けるのは関西では大変珍しいですが、これからどんどん増えていってもらいたいと思います。【コナカ】

「Arts and Law」のHP→http://www.arts-law.org
大阪府現代美術センター「吉原治良賞記念アートプロジェクト2008」HP→http://www.osaka-art.jp/genbi/competition/yoshihara_ap/yoshihara-studio

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/23

淡路島アートフェスティバル2007

030 2007.6.22 (淡路島)
懐かしくもつい最近のように思い出すのが、去年ブログに長々と書きつづった「淡路島アートフェスティバル2006」のこと。あの日見た数々の作品、風景、美味しい食べ物、そして出会った人たち・・・。淡路島を丸一日堪能したアートフェスティバルは本当に楽しかったです!
今年もそろそろやってくるかな、と思っていたら、「アサヒ・アート・フェスティバル2007」(市民の主体的な参加によるアート・フェスティバルを、全国各地で開催しているプロジェクト)のチラシの中にその名を発見しました!恒例のプロジェクトから新しい作家さんまで色とりどりの楽しみが今回も満載のようです。

すでにオープニングイベントを4月に終えているこのフェスティバル。ちょっと遠いけど気になるなあ〜と思われている方には、行くかどうか考えるより行動あるのみ、とお勧めします。行った者しかわからない楽しみ・出会い・発見がきっとありますよ。【コナカ】

淡路島アートフェスティバル2007HP→http://maglog.jp/awajishima

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/01

ユリイカ百貨店 公演「Dramatic Odd Theater」

015_2 2007.5.26 (京都)
京都を拠点に活動している劇団「ユリイカ百貨店」の新作公演があると聞き、京都は丸太町にあるカフェ・ギャラリー「etw(エトワ)」に行ってきました。演劇を劇場などではなく、カフェやライブハウスで公演することが多くなった昨今、本来の目的とは別の空間でどのように行われるのか大変興味がありました。
一見、とても簡素な舞台だなと思っていたら、カフェのカウンターをうまく活用したり、小道具が作り込んであったりと場面が変化するごとにちょっとした工夫があって、とても新鮮な印象を受けました。役者さんたちもコンパクトな動きながら、びっくりするようなところから登場したりと、変幻自在で大変面白かったです。 
カフェの可愛らしい雰囲気と「ユリイカ百貨店」独特のノスタルジックなお話が見事にマッチしていて、心がホッとする、オアシスのような公演でした。
今回、26日に行われたものはスペシャルロングバージョンとなっていて、次回の公演作品を予感させる序章も観ることができました。今から気になる次回作、早くも楽しみにしております。【コナカ】

「ユリイカ百貨店」HP→http://yuriika100.riric.jp
CAFE&GALLERY 「etw」HP→http://www.etw.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/05/04

めくるめく紙芝居公演「ハニャマのハミューダ島物語」

022 2007.4.29 (京都/山科)
明治安田生命とNPO団体エイブル・アート・ジャパンが行っている障害者福祉プロジェクト「エイブルアート・オンステージ」をご存知でしょうか。これは障害を持つ人たちが演劇やダンス、音楽などの舞台を通して自己表現するプロジェクトです。
先日、このプロジェクトの一つ「めくるめく紙芝居公演『ハニャマのハミューダ島物語』」が京都で行われ、4月21日に大善院(下京区)で、 22日に東御坊(山科別院長福寺)で開催されたもののうち、東御坊の公演に行ってきました。
大きな御坊の中で仏像を背景に紙芝居の世界となるカラフルなセットが組まれ、その中心にメインとなる紙芝居が置かれていました。セットとともに紙芝居を囲むのはガムランの楽器です。なんとも不思議な雰囲気の中、“出演者が存在する”画期的な紙芝居にひきこまれていきました。
通常の「紙芝居」の形態に、紙芝居師・林加奈さんの実況中継のもと、出演者によるパフォーマンス、演奏などが合間に盛り込まれるというものです。出演者は主に障害を持っている方たちで構成され、彼らを中心に物語が進み、世界にたった一つしかない独特な公演となっていました。
決まった台詞や動作を演じるのとは違い、大きな枠組みの中で自由に、即興的に進んでゆく舞台は予測可能と不可能の境界にあるようで、大変面白かったです。
障害を持っている人も、持っていない人も、共に舞台の上で一つの物語を紡ぎ、出演者と観客も垣根を超えて一体となる。出演者、観客の笑い声や笑顔が絶えない中、「表現」の楽しさ、素晴らしさを素直に感じることができる、元気をもらえる公演でした。
今後も「めくるめく紙芝居」は続いてゆくそうなので、興味をもたれた方は主催の「めくるめく紙芝居実行委員会」までお問い合わせされてはいかがでしょうか。【コナカ】

「エイブル・アート・ジャパン」HP→http://www.ableart.org
「こども、アート、日々。」ブログ→http://ideh.exblog.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/03

「井上郷子ピアノリサイタルin神戸〜リュック・フェラーリのために〜」

015_12007.2.2 (神戸/クレオール
2005年にこの世を去った偉大な音楽家リュック・フェラーリの映画祭や追悼コンサートが最近数多く行われています。日本でもその死を惜しんでいる人が多い事でしょう。
かく言う私もその一人ですが、実際にコンサート等に行ったことはなく、ただ、その名と音楽に度々触れる機会を得ていただけでした。
リュック・フェラーリが亡くなった今、本人の演奏を生で聞く機会はなくなってしまいましたが、創られた音楽に触れる数少ない機会を逃さないでおこうと、この「井上郷子ピアノリサイタルin神戸〜リュック・フェラーリのために〜」へ行ってきました。
副題通りのコンサートで、生前から親交のあった神戸出身のピアニスト井上郷子さんの演奏はとても素晴らしかったです。東京でもこのコンサートは開かれたそうですが、プログラムが微妙に違っていたらしく、ジョン・ケージの曲に始まり、このコンサートのために書かれた鈴木治行さんと伊藤祐二さんの曲が続く前半は同じですが、神戸での後半は、フェラーリの初期作品のピアノ・ソロで構成されていました。私はピアノ・ソロを初めて聞いたのですが、音のひとつひとつを愛でるような曲でとても満たされた気持ちになりました。リュック・フェラーリを聞くといつも感じるのは、「音」ひとつが持っている存在のちからです。その瞬間の「音」にどれほどのパワーが満ちているのかと驚きます。このような充実した時を頂いたことにリュック・フェラーリは勿論のこと、コンサートに関わった方たちに感謝するばかりです。【コナカ】

◆今回の催しに協力されたスタジオ・マラパルテのHP:http://www009.upp.so-net.ne.jp/malaparte/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/17

妙心寺龍泉菴特別公開

2007.2.16 (京都市・妙心寺)
先日ブログにて「旅」の広告について書きましたが、あれからいてもたってもいられず、広告の猿に会いに行く事にしました。所は京都市右京区にある妙心寺の龍泉菴です。ここは臨済宗妙心寺派の塔頭寺院で、妙心寺四派の一つ龍泉派の本庵にあたります。応仁の乱後の1481年に建てられたこの庵は最大級の規模の方丈(もと住持の居所を意味し、今では檀信徒の祖先を祀り供養を行う所、また会合の場所ともなる)なのだそうで、確かに中は広かったです。現在、京都市観光協会による「第41回京の冬の旅」が行われており非公開文化財である長谷川等伯筆の「枯木猿猴図(こぼくえんこうず)」と、平成11年に日本画家由里本出(ゆりもといづる)氏によって描かれた襖絵とを観る事ができます。お目当ての猿ー「枯木猿猴図(こぼくえんこうず)」は複製でしたが、元々襖絵であったものを掛け軸になおしただけあって、予想していた以上に大きく、そして、テナガザルの一種であろう三匹の猿は愛らしく近くで観るとなお惹き付けられました。由里本氏の襖絵も龍の図や日本を代表する山々、沙羅双樹などが雄大かつ美しく描かれていました。これからさらに重厚になるだろう襖絵と、長い歳月を経て今も現存し、私たちを魅了し続ける長谷川等伯の絵は今まさに必見です。
驚いたことに、枯山水の庭園に配置された御影石は、なんと神戸の震災後区画整備のために除かれた石を譲り受けられたものだそうです。この日、念願の猿を観たことで浮かれていましたが石の由来を聞き、不思議な縁を勝手に感じてしまいまいた。どれをとっても一見の価値ありです。【コナカ】

Kc330034


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/12

大西伸明「Desktop,Dress,Gray 」展

Photo_29 2007.2.10(NOMART Contemporary Art)
すいぶん前の話ですが、池にいる鴨に吹き矢が刺さっている様子がワイドショーなどのでよく紹介されていて、可哀想だと思ったのを覚えています。しかし、「鴨がネギをしょってやって来た」と聞くとずいぶん印象が変わります。
「矢鴨」と「鴨葱」組み合わせによって僕自身の持っているイメージが覆ったとき、その違和感を消化するのには少し時間がかかりました。
大西伸明さんの作品は日常に存在する様々な物(コップ、脚立、電球、ブロック、アルミホイルなど)を型どりして出来た複製品に精密な着色を施し展示してあります。
一見本物と思えるクオリティーの日常品(作品)は中身が空っぽであったり、塗装が途中で止められていたり、本物と偽物、表面と内面、相反する二つの関係を同時に見たときに、自身の持つ物のイメージが微妙にぶれていきます。そういった感覚に戸惑いながらも、帰りの電車まで残る違和感に早くも次の作品を期待してしまいます。

今回の展覧会は国際芸術センター青森と大阪のギャラリー・ノマルの共同で行われた展覧会で、旧作から新作まで見ることのできるボリュームのある展覧会となっています。【ハヤシ】

NOMART Contemporary Art
大西伸明「Desktop,Dress,Gray 」展

2月10日(土)〜3月10日(土)
〒536-0022 大阪市城東区永田3-5-22
地下鉄中央線深江橋駅下車、1番出口より徒歩5分

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/17

「『ゆるかしい 踊りの時間』〜片山みやび展によせて〜」

2006.12.16 (ギャラリー島田
神戸の北野ハンター坂にあるギャラリー島田では12/20まで作家片山みやびさんの個展がおこなわれています。心温まる主題と色彩が織り成す作品は大変心地よいものばかりで、思わず足を止め、長居してしまいます。
さて、16日はその展覧会に合わせ、森出(もりいずる)さんのダンスパフォーマンスがおこなわれました。八年前から京都や大阪の人通りの多い場所で路上パフォーマンスをされているのですが、今回はギャラリーという独特の空間で踊られることもあり、どんなダンスになるのかと興味深く拝見しました。
森さんのダンスは身体と交感する「場」の空気が非常に重要らしく、ギャラリーという閉じた空間の場合、音や匂いなど無意識に感じ取り反応してしまう要素を、出来るだけ排除した状態でおこなう方がいいそうです。始まりはとても静かで、まるでその場の大気を包み込むかのような腕の動きと、上半身を支えるしっかりとした下半身の動きは非常にしなやか、かつゆっくりとしたものでした。普段は二時間程度ゆったりと踊られるそうですが、今回は30分ほどのパフォーマンスとなりました。終了後、観客の方が「まるで植物のよう」と評されたのに私も共感しました。素敵な時間はあっという間に終わりましたが、今後も路上などで活動されるので、また是非観に行ければと思いました。
森さんはこの他にも子ども対象のワークショプなどもなさっていて、身体の感覚を呼び覚ます様々なプログラムはどれも面白そうで、こちらの活動にも今後注目です。【コナカ】

●片山みやび展 〜ゆるかしい記憶の旅に〜
場所:ギャラリー島田 地下1階
日時:12月9日(土)〜20日(水)11:00〜19:00 *火曜日は〜18:00、最終日は17:00まで

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/15

ルナシー

2006.11.28(シアターイメージフォーラム/東京)
東京へ行くとまだ関西に来ていない映画をチェックするのですが、映画『ルナシー』はチェコを代表するアニメーション・映像作家の一人、ヤン・シュヴァンクマイエルの新作ということで、外せない1本でした。今年の秋、KAVCはチェコのアニメーションにチェコのポップアップ絵本と、チェコづいていましたので、私もすっかりチェコ・フリークな一人になってしまっていましたから。
さて、『ルナシー』、精神病院を舞台に常軌を逸した人たちが繰り広げる物語です。現実味を全く排除して、フィクションとしてのみ成立するような偏った設定です。精神病の治療法に関して両極端な2つの勢力が対立します。どっちが勝っても、よい病院にはならない。どうやらそれがメッセージのようです。どんな勢力が支配しようとよい世界にはならない。見る人を不快にすることでそのメッセージを伝えることが目的だったように思いました。随所にちりばめられた生肉のアニメーションも肉=獣の死体という感じで気持ち悪くもあり、滑稽でもありました。
これもチェコの社会的背景のなせる技でしょうか。なかなかヘビーで何度も観たいとは思いませんが、孤高のアーティストの作品であることは疑う余地がありません。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/03

「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」

Photo_242006.11.27(森美術館/東京)
年明けには神戸の兵庫県立美術館にもやってくる「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」を一足早く六本木ヒルズの森美術館で観てきました。実はわたしもよく知らないのですが、ビル・ヴィオラはスローモーションを使った映像作品で有名な作家らしく、今回の展示もプロジェクタや液晶ディスプレイを使った映像作品でした。しかし、これらの映像作品がただの映像作品ではないのです。とにかく巨大。森美術館は広い美術館だと思うのですが、その空間を活かしているというか、よそで展示できるの?と思うほど、大きい作品が、会場に入ってすぐに展示されています。例えば、空間の中央にある大きな壁の両側にプロジェクタから映像が投影されていて、歩いてくる男性が片側では足下からの炎に包まれ、反対側では頭上からの水に包まれる作品『クロッシング』。音も結構リアルで、すごく迫力がありました。この作品が、兵庫県立美術館ではどのように展示されるのでしょうか。楽しみです。※写真は六本木ヒルズに行ったら必ず利用する待ち合わせ場所。ルイーズ・ブルジョワの蜘蛛の巨大彫刻です。この蜘蛛大好きなんです。【タカダ】
---
「ビル・ヴィオラ はつゆめ」展
会期:2007.1.23-3.21
会場:兵庫県立美術館

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/01

スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡

Dsc00082 2006.11.27(Bunkamura ザ・ミュージアム/東京)

休暇を利用して東京に行ってきました。これから何回かにわたって、東京レポートをアップする予定です。さて、まずは「スーパーエッシャー展」。元々行く気はなかったのですが、KAVCのあるス タッフから勧められたので見てきました。元々行く気がなかった理由は、エッシャーの代名詞「だまし絵」が、実は苦手だったからです。小学校だか中学校だ かの美術の教科書に載っていましたよね。建物の上方から落ちたはずの水が水路を流れていてまた元の瀧に戻る不思議な絵です。じっと見ているとちょっと気 持ち悪くなってきます。そこがねらいな訳ですが…。しかし、今回の展覧会、とてもびっくりしました。私が知らなかっただけですが、エッシャーはだまし絵 以外にも面白いものをたくさん描いているのですね。「でんぐりでんぐり」という空想上の生物もすごく愉快ですし、幾何学的に組み合わされたモチーフの対 (例えば、鳥と魚など)は美しいパズルのようです。食わず嫌いというのはいけませんね。だまし絵でくじけず、もっと早くエッシャーを知ればよかったと思 いました。※写真は展覧会場出口で売っている「だまし絵ファスナーマスコット」のガチャポンです。つい2回もやってしまいました。【タカダ】

---
スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡」
会期:2006年11月11日(土)~2007 年1月13日(土)
※1月1日(月)のみ休館
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/11/22

新開地冬祭り

Dsc_0002_1 毎年夏と冬に行われる新開地まつり。今年は12月2(土)、3(日)に開催されます。
新開地の商店街には出店が並び、アートビレッジセンター前ではライブやパフォーマンスが行われ、ビンゴゲームには沢山の子ども達が集まりにぎわいます。
また、この2日間神戸アートビレッジセンターでは色々な催し物が開催されますので、こちらも合わせてお楽しみ下さい。【ハヤシ】
12月2日(土)、3日(日)にKAVCで行われる催し物

「Kobe Art annual」NEXT STAGE planningオープンミーティング
「アーティストとして生きる術」12月2日(土)15:00-18:00 
「複合/横断/メディアミックス」12月3日(日)15:00-18:00
場所:オープンスペース1room

寺山修司+森山大道「あゝ、荒野」展
12月1日(金)〜17日(日)11:00〜19:00
場所:KAVCギャラリー

寺山修司生誕70年 KAVC映像企画
日時:12月1日(金)〜4日(月)
場所:KAVCシアター

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/11/03

sunday 『四月のさかな』

Sunday 2006.11.2(HEP HALL)
海、神、もぐら男、ちくわ、靴、テレビ、ラジオ、記憶喪失、恐竜、犯罪、台風、桜、カレンダー、屋根、植木鉢、ぬいぐるみ、そして、エイプリル・フール。きっともっとたくさんのキーワードがあって、それらが隅々でキラリと光っています。たぶん贅沢な話で、そのキラキラが手ですくったとたん指の間からこぼれるというか、眼に飛び込んだ瞬間耳から滑り落ちるというか、頭に留めておくことができなくなってしまいます。もちろん、ストーリー展開のあるお芝居ですので、数々の要素を覚えておかなくてはなりませんが、ときどき、そんなことどうでもいいかと思ってしまいます。sunday第一弾『四月のさかな』観劇後の私の感想はこんな感じです。
日本語では「四月バカ」と呼ばれるエイプリル・フール。フランス語では「ポワソン・ダヴリル」といって、『四月のさかな』を意味します。お芝居の設定は10月1日。しかし、お芝居のタイトルは4月1日。夢か現か、嘘か真か、ジャスト・エイプリル・フールに設定せず半年時期をずらしたことで、その境界をあやふやにし、お芝居を不思議で不安定なものにしていました。クライマックス、海沿いの町に台風がやってきて、すべてが波にのまれてしまうシーン、かげろうのような海の青、波に揺られる浮遊感、群魚の戯れ、ただきれいでした。【タカダ】

<脚本・演出> ウォーリー木下

<出演>
赤星マサノリ 松尾葵 金替康博(MONO) 年清由香 井田武志 
平林之英 坂口修一 黒木陽子(劇団衛星) 小松利昌 椎原小百合 西田政彦(遊気舎) 
Wキャスト−安元美帆子 吉陸アキコ

<日時>全16ステージ
2006年11月
1日(水)◇19:00
2日(木)☆14:00/19:00
3日(金・祝)19:00
4日(土)14:00/19:00
5日(日)14:00/19:00
6日(月)19:00
7日(火)☆14:00/19:00
8日(水)休演日
9日(木)19:00
10日(金)19:00
11日(土)14:00/19:00
12日(日)14:00

<料金>(全席指定)
◇11月1日(水) sundayスタート記念 前売¥1,111(完売御礼☆) 当日¥4,000 終了
■11月2日(木)〜12日(日) 一般 前売¥3,500 当日¥4,000
☆平日昼公演 一般 前売¥2,500 当日¥3,000
※11月1日(水)〜7日(火)のみ学生チケットあり¥2,500(当日のみ。要学生証)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/29

sunday play #1『四月のさかな』公開稽古

Sunday_1 2006.10.25(大阪市立芸術創造館)
「劇団☆世界一団」が「sunday」に変わりました。劇団☆世界一団では劇団員を中心に公演を行うスタイルでしたが、sundayでは作・演出家、プロデューサーを軸として公演毎に役者を集め、公演を行うスタイルにしたのだそうです。sunday始動の公式年月日は2006.11.1の『四月のさかな』公演初日ですが、それに先立って行われた公開稽古を見学してきました。
演劇の公開稽古を観るのは初めてだったのですが、黙々とただ稽古を行うのではないのですね。sundayの公開稽古は観客をかなり意識したものでした。観客と役者の精神的な距離を縮めるため、まずは観客が考えたことばを役者が身体で表現しそのことばを別の役者が当てるゲーム、次は演出家が用意したことばを役者が表現しそれを観客が当てるゲーム、そして、やっと、『四月のさかな』の稽古が始まったのですが、その頃にはもうずいぶんsundayを身近なものに感じていました。始まった稽古は、あらかじめ観客に見せようと思っている箇所が決まっていて、そのシーンを演出家が作り込むという感じで進められましたが、すっかり役者に親近感を覚えていたので、勝手に自分もいっしょに演出している気分になりました。総じて感想は、予告編を生でやってもらっている感じ。ぜひ公演も観に行きたい!と思い、罠にはまったのだと知りました。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/17

『親子で参加○△□色紙アニメーション・ワークショップ』が開催されました!

2006.10.14(KAVC 1room)
「チェコアニメ映画祭2006」「チェコのポップアップ絵本展」の関連企画として開催されたアニメーション・ワークショップが無事終了しました。アニメーションを作るにしては1時間30分のワークショップは短いですが、あらかじめ用意しておいた○や△や□の色紙を組み合わせてキャラクターを作り、動かすことで、短時間でも十分に絵を動かす楽しさを味わえるよう工夫したつもりです。Dsc_0008s 参加者の声は、「キャラクターを作るのがおもしろかった」と、アニ メーションの醍醐味、動く楽しさよりも、キャラクター自体への興味の方が強かったようですが、まぁ、それは、楽しんでいただけたということでよしとします。実際、出来上がったアニメーションはキャラクターという具象がありながらも、配色のバランスが抽象的に美しいもので、なかなか自慢できるものでした。
これからもアニメーションの魅力をみなさんに伝えるためにがんばります!【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/12

『チェコのポップアップ絵本展』が「ちちんぷいぷい」で紹介されました!

2006.10.11(毎日放送)
8日に取材を受け、9日午前のニュース番組で紹介されるはずだった『チェコのポップアップ絵本展』ですが、ちょっと放映日程が先送りになり、結局、11日の「ちちんぷいぷい」の中のニュースで放映されました。短い映像でし たが、ポップアップ絵本の飛び出すおもしろさを魅力的に伝えていただき、ゲストのみなさんも「なつかしい!」など、好意的なコメントをくださいました。 中でも月亭八方さんには「チェコは街自体が美術館」と表現していただき、思わず「そうそう!」と、頷きました。そう言う私はチェコに行ったことがないのですが。。。
この展覧会、15日まで3日を残すのみとなってしまいました。チェコに行ったことがある方も私のようにない方も、ぜひこの機会にチェコの魅力に触れてくださいね。KAVCシアターでは引き続き20日までチェコアニメ映画祭が行われています。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/02

のじぎく兵庫国体と大会マスコットはばタン

9月30日から20061002_0943_001 のじぎく兵庫国体が始まりました。KAVC周辺でも中央体育館がバスケットボールの会場になっているため、遠方からの大型バスやポロシャツにジャージ姿の爽やか体育会系の人たちが目につきます。大会2日目の日曜日はハンカチ王子フィーバーのせいか、報道関係と思われるヘリコプターの爆音が朝から響きわたり、次第に街は国体ムードに包まれています。
その「ムード盛り上げ」に最も貢献しているのが、大会マスコットのはばタン!もうアチラコチラで羽ばたきまくっています。
このはばタン、一見黄色いひよこのようですが、実は震災からの兵庫の復興をアピールしたフェニックスだそうです。…知らなかったのは私だけか?!公認ポスターはもちろんのこと、あの子の帽子にも、彼女のケイタイにも、はたまたおじ様が手にしたハンドタオルにも笑顔でパタパタしています。これはもう大会マスコットを超えて、すっかり人気キャラクターとして独り立ちしているんですね。凄い!
私が思う「はばタンの魅力」は、平凡なかわいらしさと強烈な色使い、そして意外とどんなポーズも表情もサマになっていること。何より誰でも描けそうな親しみやすさが、性別や世代を超えて愛されているんだと思います。ドイツW杯で散々な言われようだったゴレオとは大違い!
はばタンを見るたびにキャラクターデザインの難しさと重要性を考えてしまう私。…国体への興味はいずこへ?【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/09/29

「はるかなる第二の地球」

2006.9.28(神戸市立青少年科学館)
2006_9planets_1
大阪ガスビジネスクリエイト株式会社(OGBC)が指定管理者として運営している神戸市の施設「神戸市立青少年科学館」へ行ってきました。「生き生き地球館」と同様、こちらもKAVCとは兄弟・姉妹施設ですが、もちろん、文化複合施設のKAVCとは違い、科学を総合的に体験できる展示やイベントが催されています。
この日、私が楽しみにしていたのは、プラネタリウムの新番組『はるかなる第二の地球』を観ることでした。学校の郊外学習で観に行く以外にも何度かプラネタリウムを観る機会がありましたが、真っ暗闇に細い光が映し出されるあの空間には没入してしまい、それまで頭にあった色々なことをすっかり忘れてしまいます。できれば、座席に座ってではなく、床に寝転がってドームを見上げたいといつも思います。そして、『はるかなる第二の地球』ですが、ここ数年、太陽系以外にも恒星の周りを回っている惑星(系外惑星)が多数存在していることがわかっていて、もしかしたら、そんな系外惑星の中に、地球のように生命が存在する惑星があるかもしれない、という内容でした。実際には、生命が誕生するには様々な条件があって、まだ1つもそんな惑星は発見されていないのですが、このプログラムを観た後、それほど遠くない将来には、地球に似た惑星が見つかるのではないかと思いました。私たちが地球に似た星を探すのは、単なる好奇心だけではなく、きっと仲間がほしいからなんでしょうね。
KAVCには神戸市立青少年科学館や生き生き地球館のような兄弟・姉妹施設が複数ありますが、確かにその存在を心強く思います。独りじゃないってそれだけでどこか安心しますよね。これからはますます協力しあって、みなさんに一層親しまれる良い施設にしたいと思いました。ちょっと優等生的発言すぎますが、本心です…。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/27

STAIRS at CASO

(2006.9.9 海岸通ギャラリーCASO

大阪港の辺りには天保山サントリーミュージアムや海遊館、去年までNPOアーツアポリアの拠点であった赤レンガ倉庫(現在は非公開だそうです)など芸術文化を担うスペースが点在していますがその赤レンガ倉庫の隣にあるのが海岸通ギャラリーContemporary Art Space Osaka、略して「CASO」です。
ここでは年齢・経歴・国籍等様々なアーティストたちが展覧会を行っていますが、今回私が訪れたのは「 STAIRS at  CASO」という展覧会です。
さて、この展覧会は8月22日〜9月3日までの前期と9月5日〜9月17日までの後期とで構成されており、期間中大学生や大学院生中心の若手作家たち総勢31名が行ったグループ展でした。
グループ展といえば、色々な場所で色々な人たちが色々な表現で行っておりますが、なんというか、その意志も情熱も規模にも落差があって、正直なかなか素敵なものに出会えない、というのが私の見解です。しかしその中に素晴らしい出会いが待っていることが、逆に私の足を動かす力となっているのも確かです。
今回訪れた後期の展覧会では、いくつかのいい出会いがありました。CASOというギャラリーとしては大きなスペースをぐるりと一回りすると、どうにも網膜から離れない作品が浮かび上がってくるのです。ひとりは厚地朋子さんの作品で、精巧に作られた少女の頭部とその他の物体が気持ち悪いような、いいような・・・。ちょっとユーモラスな雰囲気が漂い、不思議な暖かみすら感じました。もうひとりは同じスペースに展示されていた村瀬裕子さんの作品なのですが、この作品、存在感があってどうしても足を止めてしまうのです。特に大きさもなかなかの黒い柄の作品は触れたい衝動に駆られて大変でした。(勿論、触ってはおりません)
どの作品も「荒削り」ながらも誠実なものを感じさせてくれて、これから歩んでゆくのかもしれない「表現者」としての道を応援したくなる作品ばかりでした。【コナカ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/16

「今村源展・連菌術」

2006.9.10(伊丹市立美術館+旧岡田家住宅[酒蔵]
F0079464_21301855 国立国際美術館、ノマルエディション・プロジェクトスペースと続けざまに発表されている今村源さん。
今回は伊丹市立美術館の緑美しい庭園とその地下にある展示室、旧岡田家住宅[酒蔵]を使い展示さていました。
受付の窓から見える庭園には、巨大な菌糸?のような作品があり、地下の展示室にはキノコの栽培のようにどこか危うく繊細な感じのする今村さんの作品が並んでいた。
関連企画も魅力的で、植物学者や研究者、ミュージシャンなどが「キノコ」をテーマに「錬金術講座」も行われ、なかなかマニア心をくすぐられる。
今回の展示は隣に隣接する旧岡田家住宅[酒蔵]でも行われており、これがなかなか魅力的で、普段美術館などの展示の受付や作品の監視をされる方に話しかけ られることはまず無いが、この建物は重要文化財の公開で地元の方が愛着を持っておられ、立っていると近寄ってきて色々と話を聞かせてもらえる。(また土日 は普段見ることの出来ない酒蔵の2階部分の公開も行っている。)
展覧会をとおして伊丹市立美術館+旧岡田家住宅[酒蔵]の魅力を楽しめる今回の展示は時間のあるときに行ってゆっくり楽しんで頂きたい。
ちなみに写真は旧石橋家2階から撮影しました。こちらもおすすめです。【ハヤシ】

「今村源展・連菌術」
日時:9/9(土)〜10/29(日)10:00〜18:00(入館は午後5時30分まで)
月曜日休館(但し9/18、10/9開館、9/19、10/10休館)
料金:一般¥500(400)・大高¥250(200)・中小¥100(80) ※( )は、団体割引料金
会場:伊丹市立美術館+旧岡田家住宅[酒蔵]
主催:伊丹市立美術館・(財)伊丹市文化振興財団

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/13

コミュニティシネマ/上映社ネットーワーク会議2006 in 北海道

2006.9.8-9(北海道札幌市)
F0079464_22182768 弘前、青森、旭川とさんざん寄り道しましたが、やっと出張の本来の目的地、札幌へやってきて、コミュニティシネマの 会議に出席しました。コミュニティシネマとは、映画祭や自主上映団体、フィルムライブラリー、公共ホール、自治体、学校、地域の映画館(ミニシアター)な どが、豊かな映画環境作りを目指し、地域に密着した上映活動や映画の普及活動を行うことです。KAVCも映像を扱う公共ホールとして、この使命を担ってい ると認識しています。
今回の会議の議題の1つに「フィルムとデジタル」という問題がありました。この問題は大きく2つに分かれていて、その1つは映画の記録メディアであるフィ ルム自体が劣化していくので、デジタルによるアーカイブ化が必要ではないか、という問題。しかし、デジタル技術自体が日進月歩で、現在最も一般的である DVDなどは保存期間がそれほど長くないため、技術の進歩にあわせてデータを更新していかなければなりません。2つ目は、現在映画で最も一般的な35mm の映写機がない環境でも映画を上映することになった場合、プロジェクタ等によるデジタル映写は手軽で有効ではないかという問題。しかし、どんな画質・音質 でもよければプロジェクタによる映写は簡単かもしれませんが、映画をオリジナルに近い形で映写するとなった場合には、設定などが難しく、また、機種間によ る格差が大きくてフィルムの映写機とは違う困難が発生します。などなど、全国から集まったコミュニティシネマに関わる団体が意見を交わし、それぞれが直面 している問題点を話し合いました。多種多様な映画の上映機会を増やしたい!との信念の元に。
写真は札幌のコミュニティシネマを代表するシアターキノさんが関わって開催されている「第1回札幌国際短編映画祭」のメイン会場のものです。メイン会場の 他にもサブ会場、マーケット会場、セミナー会場などがリンクして映画祭は開催されていました。私もマーケット会場を見学させていただきましたが、映画の製 作者である外国人の方がブースに詰めていて、スタッフは英語を話し、国際的な空気が漂っていました。ただ、どこのマーケットでもそうなのかもしれません が、商談が成立するには数々の問題をクリアしていかなければならないのだろうと想像しました。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

グエムル 漢江の怪物

2006.9.12(阪急シネマ)
とにかく観たかった! やっと会えたよグエムル!!
というのも、「グエムル」を撮ったポン・ジュノ監督は、2004年3月にKAVC倶楽部のトークサロンにゲストとして登場し、照れたような笑顔で「今、怪獣映画を撮ってるんです」って語ってくださってたのです。
当時は、ポン・ジュノの名を世に知らしめるきっかけとなった「殺人の追憶」のロードショー直前で、KAVCでも露払いに(?)長編デビュー作「ほえる犬は 噛まない」を上映していました。実際に会った監督は、朴訥としつつも一徹さが感じられる印象で、立て続けに観た2作品のおもしろさも合わさって、私はすっ かりヨン様ならぬポン様ファンになってしまいました。そして、その日からずーっとグエムルに会えるのを楽しみにしていたんです。
物語は、突然漢江に現れた怪物に娘をさらわれた一家が、団結して娘を救出しようとする姿を描いているのですが、そこはポン・ジュノ、ただの怪獣映画ではあ りません。人間には愛と絆が大切だと思わせた端から、でも裏切るのも人間なんだよって教えてくれたり、悲しみや苦しみは人生には付きもので、その中でも しっかり食べて、しっかり寝て、生きていくものなんだって実感させてくれたり、そして何より怪獣にシンボライズされた真の恐怖の正体を、さらりと曝け出し てくれたりするのですから心憎い。細かいディテールが巧みで、笑いの描き方も秀逸でした。印象的なシーンはたくさんあるのですが、爆笑したのは、葬儀の場 面で、主人公一家が一斉に同じ格好で号泣するところや、病院に隔離拘束された一家が、お揃いの水玉の治療着を着せられて真剣に相談している姿などなど…。 あーこれ以上はネタバレ!
タダモノではないポン・ジュノ監督、皆さんも、ぜひ「グエムル」で確かめてください。【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/12

セプテンバーコンサートin KITANO

2006.9.11(ギャラリー島田
5年前の「9.11アメリカ同時多発テロ」以降、ギャラリー島田では毎年9月11日に「暴力ではなく音楽を、憎しみではなく平和の祈りを」と冠して、「セプテンバーコンサート in KITANO」が開かれています。
今年も、神戸国際芸術祭2006実行委員会との共同で「ヘーデンボルグ・直樹とその仲間たちによるクラシックコンサート」が行われ、興味津々で訪ねてみました。
果たして、ヨーロッパで最も旬な室内楽グループの演奏は、ただただ素晴らしいの一言。ギャラリーを埋め尽くした聴衆が、目を閉じ、身体を揺らせて、一心に 聴き入る光景も感動的でした。でも、私の心に一番響いたのは、演奏に勝るとも劣らないヘーデンボルグ・直樹さんの曲間でのコメント。穏やかな口調で、演奏 曲について、作曲者の人となりや曲が誕生した時代背景をわかりやすく語ってくださるのですが、その中にさらりと織り込まれる、音楽とは何か、生きるうえで 大切なものは何かという氏の哲学が、大変心を打ちました。まさに平和を考えるにふさわしいコンサートでした。感謝。【オカノ】

神戸国際芸術祭2006
ウィーンの情熱
~ヘーデンボルグ・直樹とその仲間たち~

ランチタイムモーツァルト
日時:9月13日(水)11:30 
料金:一般1500円 学生1000円<当日各500円増>
会場:シーサイド舞子ビラ神戸内あじさいホール

ウィーンの情熱
日時:9月14日(木)19:00 
料金:一般3000円 学生1000円<当日各500円増>
会場:シーサイド舞子ビラ神戸内あじさいホール

室内楽の饗宴
日時:9月15日(金)14:00 
料金:一般1300円<当日1500円> 学生1000円<販売は神戸大学のみ>
会場:シーサイド舞子ビラ神戸内あじさいホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

旭山動物園

2006.9.8(北海道旭川市)
F0079464_1417665 F0079464_14163427 青森から夜行急行「はまなす」に乗り、朝の6時過ぎに札幌に着くと、その足で旭山動物園を 目指しました。13:30には札幌に戻り、本来の出張目的であ る会議に出席しなければならなかったので、かなりの強行スケジュールでしたが、絶対に行きたい!と思っていたところだけに、ちっとも疲労を感じませんで した。9時に動物園の正門前に到着し、9:30の開門を待っていたのですが、どんどんその列は長くなり、予定より10分繰り上げて、9:20の開園とな りました。北海道という北の僻地(失礼!)にありながら、ものすごい人気ぶりです。私に与えられた時間は1時間半ほどしかなかったので、駆け足ですべての 動物を見て回ったのですが、行動展示と呼ばれるこの動物園の展示の秘訣が少しわかりました。簡単な話ですが、動物たちに対する愛情が深いのです。それ はちょっとしたことに表れています。亡くなった象のために千羽鶴を折り喪中の掲示をする。観覧者の手の届く場所で安心して眠っているヒョウのために細心 の注意を払う。有名なホッキョクグマやアザラシ、ペンギンなどもどこかリラックスして私たちを観察しているようでした。そして、観察されている私たちも幸 せな気分になりました。
動物愛護の運動の1つに、動物園の存在自体を否定するものがあります。確かに、不運にも捕獲されて連れてこられた動物は気の毒です。しかし、動物園は私 たちに、人間以外の動物に対する興味を抱かせます。絶滅に瀕した動物の話を聞くと、保護しなくては、と思うのは、こんな幸福な動物園体験からかもしれま せん。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/11

青森県立美術館

2006.9.7(青森県青森市)
F0079464_1992391 弘前の「A to Z」会場を後にして、バスに揺られ1時間20分。今年オープンしたばかりの青森県立美術館に やってきました。美術館はただ作品を入れるための器ではありませんね、みなさんもよくご存知のとおり。美しい食器に盛りつけられたお料理が味を増すよう に、美しい美術館は作品の鑑賞を向上させます。また、食器自体が作品になるように美術館自体が作品として存在します。冬になって、地面と一体化した白い建 築に雪がつもる様子を想像したら、その景観はさぞかし美しいだろうと思いました。
さて、「A to Z」でもご紹介した奈良美智さんの作品が多数収蔵されているこの美術館、奈良さんの『あおもり犬』も大きくてすごいのですが、何と言ってもウリはアレコ ホールではないでしょうか。シャガールが手掛けたバレエ『アレコ』の背景画4点のうち3点が青森県立美術館に収蔵されており、その展示のための巨大空間で す。『アレコ』の背景画1枚の大きさは縦9メートル横15メートルですが、あの迫力を図録の写真や映像で伝えることは不可能だと思います。いつでも「大作 は傑作か」との疑問を持ち続けていますが、大きいことが素晴らしいことの1つではないでしょうか。
9月24日まで、青森県立美術館では「シャガール 『アレコ』とアメリカ亡命時代」展を開催中で、『アレコ』の背景画を4点とも観ることができます。アレコホール4面を覆うシャガールの幻想世界は圧巻です。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/10

Yoshitomo Nara + graf 「A to Z」

2006.9.7(青森県弘前市 吉井酒造煉瓦倉庫)
8:15に伊丹から飛び、11:15には会場に到着。飛行機ってすごいですね。翌日の札幌出張に便乗した青森視察ですが、まずは弘前の「A to Z」会場に向かいました。「A to Z」とは、今や知らない人はいないくらい有名な日本の現代美術作家・奈良美智さんと大阪が世界に誇る空間や家具のデザイナー集団graf とのコラボレーションにより実現した展覧会です。古い倉庫の中に小屋を建て、そこに絵やら彫刻やら映像やらを展示するという大規模なものです。私が訪れた 日は平日でしたが、結構たくさんの人が来ていました。若い人も年配の人も、アスレチックのように入り組んだ階段を上ったり下りたり、いろんな仕掛けのドア を開けたり閉めたり、いたるところにある覗き穴を探したり覗いたりして楽しんでいるようでした。この「上ったり下りたり」や「開けたり閉めたり」などの身 体運動がキーで、ぞろぞろと順路に沿って歩いて観るだけの展覧会とは違い、参加している満足感を与えているようでした。それに何と言っても奈良さんの作品 はかわいらしく、自分でも作れるのじゃないかと錯覚を起こさせます。「これ、わたしも作ってみようかな」という会話を何度か耳にしました。誰にでもわかり やすいことが美術の世界に望まれているのかもしれませんね。わからないことを無駄に考えるのも楽しくて好きなのですが。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/04

ぼたんの会チャリティー美術展

いちギャラリーという立場を越えて、常に市民の視点からアートの可能性を提案し続ける、神戸のアートムーヴメントの良心的な拠り所・ギャラリー島田。
今回訪ねたのは、阪神・淡路大震災後に神戸で生まれ、今や地域になくてはならないものに成長したNGO/NPOのファンドレイジングのために結成された「ぼたんの会」が、新しい試みとしてギャラリーの協力・監修のもとに開催している展覧会です。
会の趣旨に賛同した美術関係者によって集められた作品は、シャガールやピカソ、横尾忠則など名高い作家のものも多く、それらの作品を購入すると、その売り 上げがNGO/NPOの活動資金の一助となるのです。作品がギャラリーの壁を隙間なく埋め尽くした光景は、作品そのものの力だけでなく、アートが社会に貢 献する力をも放っていました。
私も身の丈に応じた小品を購入させていただきましたが、単に自分の欲しいものを手に入れたという喜び以上の心地よさを感じることができました。
興味のある方は、ぜひ訪ねてください。破格のお値段でステキな作品がGETできて、そのうえ社会にも貢献できる、またとないチャンスですよ!【オカノ】

「ぼたんの会チャリティー美術展」
日時:9月2日(土)~12日(火)
11:00~19:00(火曜と最終日は~18:00) 無料
主催:ぼたんの会実行委員会
お問い合せ先:078-262-8058(ギャラリー島田)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/01

創刊50周年・みんなのともだち「こどものとも」の絵本展

2006.8.29(姫路市立美術館
残暑厳しい最中、姫路まで「こどものとも」の絵本展を観にいってきました。
お日様が頭の真上にある13時頃に美術館最寄りのバス停に到着。着くや否や思わず「アッツー」って悲鳴が漏れた…が、美術館の外門をくぐりぬけると、いき なり一面に緑の芝生、その奥にはヨーロッパのお城を思わせるようなシックな赤レンガの建物。そして、建物後部上方には、白鷺城の天守閣がそびえたち、今度 は思わず感動の溜息が「ホーッ」。ロケーションって大切ねっと改めて実感。
上 々気分のまま、館内へ。夏休みも残りわずかともなれば、中は親子連れでお賑わい。お出迎えのコーナーでは、世代を超えて親しまれている中川李枝子さんの 「ぐりとぐら」シリーズが登場し、いきなり親子で感動が共有できるようになっている心憎い演出。続いて、「こどものとも」ゆかりの名作絵本がザザザーンと 迫力たっぷりに並ぶ。私は、戦後の絵本創成期を紹介するコーナーで、当時はまだ駆け出しだった舞台美術家・朝倉摂さんが手がけた貴重な作品を観ることがで きて大喜び!
時代に応じたテーマやタッチの変化を興味深く観察しつつも、不朽の名作の力強さに大感激しながら、個性豊かな作品群を堪能。
ただ、美術館外観の壮大さに比べると、意外な程に展示スペースが狭く感じられ、「人混みのせい?」とも思いながら、また別の機会に確認することに決めました。こうしてリピーターは増えていくのか?!
とにかく、この感動を10月のポップアップ絵本展に活かせるように頑張ります。みなさん、期待してくださいねっ。【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/31

かがり火の宴in兵庫運河

2006.8.26(新川運河キャナルプロムナード)
兵庫運河の近くで夕方からイベントがあると聞き、チラシを見るとジャズあり、琵琶演奏あり、芝居ありと不思議なラインナップ。さて覗きにいってみようとこれも初めて兵庫運河へと足を運びました。
近くに平清盛の塚があって、なるほど琵琶演奏がある訳だと納得し、会場に着くと、まだ明るい中(開始が17:30だったので)アカペラグループのライブが 始まりこれが開始の合図になったようです。会場には屋台もなく、飲み物とおつまみを販売しているテントがあるのみで、お祭りというよりも小さなイベントと いう感じでした。
さて、ようやく辺りも暗くなりイベントの目玉でもあるかがり火が焚かれ始めたころ、舞台も盛り上がってきました。舞台と椅子が並べられてあるだけの簡素な 会場で、スポットライトを浴びたジャズボーカリストの素敵なライブは簡素なだけに際立っていて、ビール片手の観客が夜風の涼しさと雰囲気のよさに盛り上 がってしまうのも頷けました。手拍子の中のライブが終わると、その次の琵琶演奏、「平家物語」の語りもなかなかの迫力。演奏者、役者の力と天然の舞台環境 がマッチしていつのまにか聞きいっていました。この日、雨は降っていなかったのですが、遠くで稲妻が走るのが見え、これがいい演出となっていたように思い ます。やはり野外というのはなんともいえない風情があるものです。
このイベント今回が初めてということでしたが、今後続いてゆく可能性はあるのでしょうか。私はイベントをやり続けることに意味があると思います。ので、次回も期待しております。【コナカ】

イベントは明るいうちから始まり、 夜はかがり火が焚かれる中、琵琶演奏や語り芝居が繰り広げられました。
F0079464_1541464 F0079464_1542262 F0079464_15425313

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/30

バチコンドー白熱のライブ

2006.8.26(神戸ビーズキス広場)
毎年この時期になると恒例のアレがTVで始まります。そう、多分知らない人はいないのでは?と思う「愛は地球を救う」。一体この番組何年やっているのか素 朴な疑問がわいてくる長寿?番組です。この番組では募金を集めるために各都市の会場で多くの人が集まるイベントをやっています。
さて、今年はKAVCでいつも「かしかぶ」していただいている「BACHIKONDOOO(バチコンドー)」さんが神戸の募金会場に出演されると聞き、これは是非見に行かねば!と会場へ急ぎました。
会場となったビーズキスの舞台上にはすでにバチコンドーさんの姿が。アフリカの民族衣装を身にまとい、珍しい楽器を手にして準備は万端。MCのかたから紹介され、演奏が始まりました。
普段「かしかぶ」で施設を借りられているときは、どんな音楽を演奏されているのかわからず、夜遅くまでがんばっていらっしゃるなあ、と思っていたのです が、初めて見たその日のライブはすごい迫力でした!男性が大小の太鼓のようなものを叩き鳴らし、その前で独特のリズムに合わせて女性が踊る。その激しいリ ズムは聴いた事のない旋律を刻んでいました。会場も気合いの入ったライブに飲み込まれ、みんな舞台上とその頭上の巨大スクリーンに映し出される姿に釘付け になっていました。
KAVCの施設を利用して練習を重ねて来たかたたちが、活躍するところを目にするのは大変嬉しいかぎりです。素敵な演奏を目指し、今後も練習がんばってください、バチコンドーさん!【コナカ】
※ かしかぶ = 貸しKAVC 
F0079464_13364181 F0079464_13371146 F0079464_13373125

| | コメント (0) | トラックバック (0)

続・淡路島アートフェスティバル2006

2006.8.22(淡路島)
前回より間が空きましたが「淡路島アートフェスティバル2006」後半に回った洲本市安乎周辺についてです。
さて、このあたりにあるアート会場でどうしても見たかったのは「日の出亭」です。この日はあいにく開いていなかった・・・ところをなんと特別に開けてくだ さいました。しかもアートフェスティバルのスタッフのかたに案内していただけるということで、待ち合わせの安乎平安浦交差点へ急ぎました。
待っていてくださったのはスタッフの矢吹さんと土井さんのお二人。まず案内していただいたのは「ギャラリーBANYA」で、淡路島の造形作家である前川さ んがご自宅を手作りで改築なさってつくられたギャラリーです。ここではアーティストのLOCOさんが実際に使用されたカブリモノや案内してくださっていた 土井さんの作品もあって、その心地よさに思わず長居してしまいました。前川さんは気さくなかたで、色々とお話していただきました。
「ギャラリーBANYA」を後にして、次にむかったのは期待の「日の出亭」です。ここは元料理旅館だったそうで、建物は傷みが激しく、補修中でした。ここ は期間中、土日しか開いておらず、カフェあり、展示ありの場所だったそうです。この日は勿論何も行ってはいないだろうなあ〜と思っていると矢吹さんから 「演劇公演の練習をやってますよ」とのお声が。8月25日と26日に公演される「BUSS TRIO」が練習真っただ中だったのです。さてその「BUSS TRIO」のかたにもちょっとお時間をいただき公演についてや淡路島との関係についてお話していただきました。すでに公演は終了していますが、どんな劇に なったのか、あの風景を見た私にとってはすごく気になるところです。
それ以外にも色々と盛り沢山見せていただきました。しかも、特別にガチャガチャまでさせていただいて、本当に矢吹さんと土井さんには親切にしていただきました。心から感謝です!ありがとうございました!
他にも話題はつきないのですが、この「淡路島アートフェスティバル」今後どんな展開になるのか楽しみでなりません。日の出亭がどう変わってゆくのか、この フェスティバルがどうなるのか、そして淡路島がこれによってどう変わってゆくのか。目が離せないアートフェスティバルになりそうです。【コナカ】

写真左から
・「日の出亭」の外観   
・「ギャラリーBANYA]
・アーティストLOCOさんの使用したカブリモノ。かぶってみると以外にもまわりがよく見えます
F0079464_13204320 F0079464_13211430 F0079464_13213942

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/27

淡路島アートフェスティバル2006

2006.8.22(淡路島)
日々様々な文化情報が入ってくるKAVCですが、「淡路島で面白いことをやっている」と聞き及んだのはいつ頃だったのか、1roomにてこのアートフェスのMAPを見る度に「行ってみたい」という思いがつのり、ついに22日行って参りました。
晴れ間と曇りが交錯する中、車で明石海峡大橋を渡り淡路島に到着。そこから南下し、アートフェスティバルの中心地の一つである洲本へ。途中、巨大観音像や観覧車を見ながら海沿いのドライブを楽しみました。
さて、洲本へ入り、まずは腹ごしらえということになりこのフェスティバルと関わりの深いイタリアンレストラン「リゾレッタ」へ。地元の食材を使った前菜・ パスタ・リゾットをいただきました。事前におすすめときいていた「ブルーベリーのリゾット」は初めての味でちょっとびっくり。その他の料理も予想以上の美 味しさに大満足で、アートフェスティバル関連企画イベントで作られる料理への興味も倍増しました。
お腹も一杯になり、まずは近くのアート会場の一つである「すもと公設市場」へ向かいました。レストランのかたに道を教えていただき(「リゾレッタ」さん、 ありがとうございます!)到着した「すもと公設市場」は懐かしい雰囲気のあるこじんまりとしたところで、近くに大型のスーパーがあるせいか、なんとなく寂 しい感じもしました。
まず探したのは市場の中にある商店に売り物とともに並べられているという「偽屋」の作品。これはちょっと笑ってしまうものばかり。楽しいので是非行かれた かたは見つけてください。また、空きスペースを使って「いちご美術館」、「文脈壁画」のフィッシングダイヤリーなどがつくられていました。
公設市場を後にし、次の会場「洲本市民工房」へ。レンガ造りの建物の中の工房では地元の小・中学生がつくったオリジナルカラーの小さな棒が壁面にずらっと展示されていました。
今回は展示中心に見て回ったのですが、アートフェスティバルではワークショップやイベントなど、その日でなければ見られないというものが多く、22日に洲本周辺では特に催しがなかったことは心残りではありました。
さて、ここまでは洲本の各展示をめぐりましたが、後半は「日の出亭」に行きました。こちらも面白かったので、近々アップします!【コナカ】

写真左から
・ 「洲本市民工房」の外観。素敵な雰囲気でした
・工房で行われていた展覧会[colors as clues]
・ 「リゾレッタ」のブルーベリーのリゾット
F0079464_14303031_4 F0079464_17485912_3 F0079464_17595539_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/24

アートビアガーデン2006

2006.8.24(湊川神社)
F0079464_15312012 F0079464_1531343 ご 近所の湊川神社で、アートビアガーデン2006という催しが開催されていると聞き、仕事帰りにふらっと立ち寄りました。私が訪れた日は湊川神社の菊水 天神祭が行われていて、浴衣を着て盆踊りをする賑やかなやぐらがひときわ目を引きましたが、ちょっと楠公会館へ目を移すと、ライトアップされた竹格子の庭 でビールを楽しむ人々が見えました。
こ れがアートビアガーデンかと近づき、空間を見回すと、確かに美術作品が展示されていました。残念だと思ったの は、アートビアガーデンに来ている人が作品に気づいていないかもしれないということです。夏の夜の雰囲気を作り出す照明器具やインテリアとして作品が扱 われているようでした。それは裏返せば、ビアガーデンという空間に違和感なくとけ込んでいるということで、ある意味成功しているのかもしれません。しか し、この企画は来年神戸で行われるビエンナーレ2007に向けての試みとのこと、もうすこし「現代アート」の押し出しが強くてもいいのではと思いまし た。

ところで、KAVCでもお世話になっている映像作家の小池照男さんの作品も展示されています。展示場所が宝納殿の壁ということで、分かりにくい場所 ですが、大木の影を左右に揺らすことで、怪談のおばけのような不気味なムードを作り出していました。おそらく、難しい場所での展示に頭を悩ませたことと思 います。工夫に乾杯。【タカダ】

アートビアガーデン2006
2006年8月21日〜31日
17:00-21:00(雨天中止)
湊川神社境内 楠公会館東側駐車場

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/22

2006 イタリアボローニャ絵本原画展

2006.8.22(大谷記念美術館)
10月に行う「チェコのポップアップ絵本展」の事前調査(タイソーな言い方!)を兼ねて、「イタリアボローニャ絵本原画展」に行ってきました。
夏休み、さぞや家族連れが多かろうと気合を入れて立ち入った館内は、意外にも、昨今の絵本ブームを反映して、一人静かに原画に見入る中高年男性の姿がチラホラ。ちょっとびっくり。
確かに展示内容は、毎年北イタリアのボローニャで開かれる「児童図書見本市」に併設された「イラストレーションコンクール」に入選した、日本人27名を含 む16ヵ国92名のイラストレーターたちの多彩な作品が並び、子ども向きというよりも、大人が充分に楽しめるものでした。
子どもたちが実際に絵本を手にとってゆっくりと楽しむことができる「えほんの部屋」や、「一時保育」のシステムが備わっていて、大人も子どももともにじっくりと鑑賞できる環境整備はバッチリ!
ただ、日本、韓国、台湾、イランの作家作品が数多く展示されていましたが、架空の世界、おとぎの世界を描くとなると、なぜにみな西洋風のシチュエーション になってしまうのか?!どうしてその国独自の気配や雰囲気が感じ取れないのか?!と不思議に思いました。童話といえば、アンデルセンやグリムが読まれ ちゃってる世界的な状況のせいでしょうか。ちょっとばかし腑に落ちないものを抱えて帰路につきました。【オカノ】


西宮市大谷記念美術館「2006 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
日時:8月19日(土)~9月24日(日)
10:00~17:00※水曜休館
料金:一般:800円、高大生:600円、小中生:400円

  • お問い合せ:0798-33-0164

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/20

神戸新聞松形ホール ホワイエシアター 「茂山千之丞 第1回座・狂言の会」

2006.8.20(神戸新聞松方ホール
ハーバーランドにある神戸新聞松方ホールのホワイエシアターに行ってきました。
これは、松方ホールが独自のオーシャンビューな構造を活かして、いつもならお客様の待機場であるホワイエで、カジュアルな雰囲気のもと、誰でも気軽に楽しめる音楽やトークイベントを開催している企画です。
今回のプログラムは、重鎮・茂山千之丞さんの座・狂言。
入道雲と海面のキラメキをバックに、まず浴衣姿で現れた千之丞さんの軽妙なトークで、伝統芸能に対する敷居の高いイメージが払拭され、その後始まった座・ 狂言では、まさに落語のようなスタイルで一人三役を軽々と演じ分け、本格的な舞台とは趣の異なる、しかしながら見応えじゅうぶんの「素袍落(すおうおと し)」を堪能しました。
83歳とは思えない、活き活きと爽やかな千之丞さんのチャレンジ精神にあふれる崇高な姿と、ホワイエで魅せるという逆転の発想から生まれた松方ホールの新しい観客創りが、文化施設の運営に携わる私には、とても大きな刺激になりました。
みなさんも機会があれば、ぜひホワイエシアターを訪ねてみてはいかがでしょう。【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/15

ユナイテッド93

2006.8.15(シネフェニックス)
United93_trailer たまには大作映画のレビューを書きます。
さて、最近、イギリスでテロ計画が発覚したとの報道がありました。5年前のアメリカ同時多発テロがちっとも昔の話にならない世界情勢ですね。そんな中公開されている『ユナイテッド93』 を観てきました。ご存知のとおり、ユナイテッド93便は、テロ犯によりハイジャックされた他の3便(内2便は貿易センタービルに、1便はペンタゴンに墜 落)とは異なり、テロの目的を達成できませんでした。映画の中では、乗客とテロ犯のやりとりや、管制塔の緊迫した様子などが描かれています。映像というメ ディアの特徴をいかし、非常にリアルに表現されていますが、もちろん、ドキュメンタリーではありません。乗員乗客が全員死亡しているので、機内の様子は作 り手の想像でしか描けません。
社会的に衝撃的な出来事は、絵になったり芝居になったり映画になったり。アートを通して、すなわち、作り手の見方を通して、社会的な出来事は作品として再 構築されます。また、私たち受け手はそれに興味をそそられます。アートは社会と絡み合っていて、私たちの日常と近い関係にあるのだと改めて思いました。
ところで、『ユナイテッド93』は、臨場感を出す演出のためカメラが固定されておらず、かなり激しく画面が揺れます。ご覧になる方は、映像酔いにお気をつけください。私は完全にやられてしまいました。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/09

チェコ絵本とアニメーションの世界展

2006.8.9(美術館「えき」KYOTO
F0079464_073148 KAVCで秋にチェコのポップアップ絵本展を開催する関係で、「チェコ」とか「アニメーション」とか「絵本」とかのキーワードを聞きつけては出歩く 日々ですが、今日は、京都の伊勢丹7階にある美術館「えき」KYOTOに 行ってきました!美術館の中に入ると、予想通り、お子さん連れのお母さんたちが展示を眺めていました。壁にはずらっと色々な絵本の原画が額装されて並んで いて、絵本自体はアクリルのショーケースの中に置かれていました。また、アニメーションは会場内の何ヶ所かに設置されたテレビモニタで見られるようになっ ていました。子どもたちは額装された絵本の原画より、テレビモニタ上で動くアニメーションの方に興味があるようでした。チェコのアニメーションって、本当 にキャラクターの動きがチャーミングでついつい見入ってしまいますよね。展示の最後の方、現代のチェコの絵本コーナーには、手に取って見られる絵本も2冊 ありましたが、アクリルケースの中に入っている古い本の方がいいものに見えるのか、手に取って見たいように思いました。もちろん、貴重なものだと思います ので無理ですが。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/03

「指定管理者制度は今、どうなっているか」

2006.7.28(松下IMPピル)
ここ1、2年、公共施設に携わっている関係者にとってもっとも気になっている話題は「指定管理者制度」ではないでしょうか。
2003年、地方自治法の一部が改正されて「指定管理者制度」が導入され、 公募により、民間業者、NPO、ボランティア団体などに「公の施設」の管理運営を任せられるようになりました。昨年あたりからかなりの数の公共施設が指定 管理に移行し、この神戸アートビレッジセンターも 大阪ガスビジネスクリエイト(株)が神戸市より指定管理を受け、管理運営を行っています。
さて、この指定管理者制度、始まって間もないのでまだまだ問題も抱え ており、そういった現場の声を聞くことの出来る場として今回「舞台芸術・芸能見本市2006大阪(pamo)」の関連企画で「指定 管理者制度は今、どうなっているか」が開催されました。
 参加者はせいぜい40名くらいかな?と思っていたのですが、実際は定員オーバーの120名が集まり、関心の高さが伺えました。
パネラーはNPO副理事長、元公務員、外郭団体職員、研究者などそれぞれの立場から、指定管理公募の問題、実際の運営の問題、今後の問題点等の意見が述べられ、興味深い話を聞かせて頂きました。
この神戸アートビレッジセンターは文化施設であり、その役割(ミッション)をしっかりと見つめ市民の皆様に還元できる施設にしたいと考えてます。その為には行政と大阪ガスビジネスクリエイト(株)双方の文化(その施設)に対する理解が重要になってきます。

今回のようなシンポジウムなどが開かれ議論されることは、今後の指定管理者制度が有効な制度として成り立つ上で重要な事で、私自身公的施設に携わる人間と しても、文化施設の役割、指定管理者としての役割をしっかりと考え、行動に移していかなければならないと考えています。【ハヤシ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/02

ダンスで理科が好きになる!―教科学習とワークショップで伸ばす、学力と表現力―

2006.8.2(京都芸術センター
子どもの学力低下、特に理科離れが深刻な問題になっている昨今、「ダンスで理科を学ぼう」という取り組みがなされているのをご存知ですか。
これは、アートによって豊かな教育環境をつくりだすことを目的に、小中学校や児童館にアーティストを派遣し、ワークショップによる教育活動のサポートを行っている京都のアートNPO子どもとアーティストの出会いが実践している企画で、この度その実践報告「ダンスで理科が好きになる!」に参加をしてきました。
このような取り組みは、アートマネジメント側の「アートの可能性を広げ、アートの力を具体的に社会に役立て、その有効性を広く浸透させていきたい」という 考えと、教育現場の「現状の教育に行き詰まりを感じ、アートの力で打破したい」という思いから生まれたもので、これまでに総合教育などの時間を使って、コ ミュニケーションや表現力に重点をおいたワークショップの実例が報告されています。
今回の企画の画期的なところは、一見ダンスとは縁のなさそうな「理科」という科目に特化して、はっきりと「学力」を高めることを目的に取り組んでいること で、実際に「めだかの観察」や「からだの仕組み」の単元では、「対象の動きを模倣する」「五感を働かせる」「他者のからだに触れる」など身体を使って学ぶ ことによって、子ども達の興味は確実に高まり、テストの結果もよくなったとのことでした。
まだまだ教育現場でアートの有効性に期待する人は少なく、その成果を評価するシステムも確立していません。対するアーティスト側も信念とノウハウを持って 新たな可能性にチャレンジする人材は不足しがち。しかし、アートと学校の関係に大きな期待を寄せる人たちが全国に着実に増えていることは実感しました。
課題の多い現状ですが、わたし達のようなアートマネジメントに携わるスタッフが、難題を克服しながら、道なき道を切り開いていければ、芸術文化=アートに対する社会の認識も少しずつ変わっていくのだという手応えは強く感じました。頑張らなくっちゃ!【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アニメーション・スープ上映会vol.5

2006.7.30(第七藝術劇場)
アニメーション・スープと は、主に関西を中心に活動しているアニメーション作家の集団で、バラエティに富んだアート・アニメーションを作っているグループです。KAVCもアニメー ション・スープさんには仲良くしていただいていて、今年の4月には作家の一人ヨシムラエリさんによる切り紙アニメーションのワークショップが開催されまし た。
さて、上映会ですが、まず驚いたのが、人の波、人の渦。劇場は超満員御礼状態でした。私自身大好きなアニメーション・スープさんですが、みんなも大好きな んですね。注目の高さが伺えました。4時間におよぶ29本ものアニメーション上映でしたが、途中で映像と音楽のコラボレーションとでも言うのでしょうか、 映像に併せた生演奏が行われ、ちっとも飽きることがありませんでした。その中でも、私が一番驚いたのは、小学生が作った作品「ちょうドいなか村」。プログ ラムを見ると、手法は「きりつ紙」となっていますが、紙の上にクレヨンや色鉛筆で絵を描き、それを切り抜いて起こし、立体にして動かすもので、全行程がコ マ撮りされているので、平面からぴょこっと立体になって動き出す様子がなんともかわいらしい印象でした。また、3人の子どもたちのナレーションや歌による BGMが素晴らしく、何度も吹き出して笑いました。
その他にも質の高いアニメーション目白押し、ライブパフォーマンスも3組が3組とも違う趣で個性的でした。画像は、4月にKAVCでワーックショップ講師 をしてくださったヨシムラエリさんの『Little Kitchen』です。いろんな紙素材をつぎはぎして作られたアニメーションは、何度見ても画面のどこかに新しい発見があり、それに何といってもかわいら しく、大好きな作品です。現在Early Galleryにてヨシムラエリさんの展覧会開催中です!【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/29

舞台芸術・芸能見本市2006大阪(pamo)

2006.7.27-29(大阪ビジネスパーク地区)
F0079464_12431010 今年で7回目を迎えるこの催しは、音楽、演劇、ダンス、人形劇、大道芸などが一堂に集まる国内最大級のパフォーミングアーツの見本市です。
私は、KAVCが京阪神劇場連絡会のメンバーで、その連絡会が“劇場へ行こう!”の呼びかけのもとプレゼンテーションブースを出展したこともあり、半ばスタッフ、半ばお客さんという微妙な立場で参加をしてまいりました。
内容は、ブース展示やショーケース(ミニ公演)といったプレゼンテーションに止まらず、ワークショップやセミナーなどの研修や幅広い情報交換の場を目指すコミュニケーションプログラムなど様々なアプローチで構成されています。
夏休み中の週末ということもあり、お客さんの様子は、日頃から舞台芸術への関心が高そうな人たちから、通りがかりにフラリと立ち寄ってみた風の人までとっ ても多彩。特にブース近辺では、はしゃぎながらも熱心に覗き込む子どもたちや、手を叩いてミニステージを楽しむ年配のカップルなど幅広い年代の方々が数多 く見受けられました。
F0079464_12432527 敢えて厳しい意見を言うなら、見本市を冠するには、未だ現状は商談や交渉が活発に成立するところまでには至ってないのも事実。
でも、この機会に、常には劇場という扉の向こう側に在るパフォーミングアーツが、多くの人の目に触れることで、その魅力が伝わり、興味や関心を持ってくだ さる人が増えてほしいと心から願いました。そして、そんな人が増えることで、見本市の本来の目的である商談や交渉が次々と成立し、表現者にとっての明るい 未来が広がっていくことを強く願いました。【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/25

澤田知子展「Early Days」「MASQUERADE」

2006.7.25(MEMギャラリー、キリンプラザ大阪)
この日、大阪の街は天神祭でにぎわっていましたが、私はマイペースを貫き、人ごみを避けて、セルフポートレイトで有名な写真家・澤田知子さんの展覧会を巡りました。「こっちに先に来たらKPOのチケットをあげるよ」と言われ、先に向かったのはMEMギャ ラリーの「Early Days」。澤田さんが写真を撮り始めた頃の作品だそうです。最近の澤田さんの作品はとてもカラフルですが、この頃の作品はモノクロです。もちろん映って いる澤田さん自身が若いのですが、初々しい感じ、ストレートな印象を受けました。また、MEMは古い建物の最上階にあり、何とも言えない雰囲気があるので すが、そのレトロな空間が現代的な澤田さんの作品をちょっと違った風に見せていたように思います。さて、続いて、キリンプラザ大阪の 「MASQUERADE」ですが、こちらは、入ってすぐ、澤田さんのきらびやかな七変化が!それも、かなり大きい写真群。見応え抜群、圧巻です。さらに、 映像の作品も展示されていました。私が知らないだけかもしれませんが、澤田さん、映像の作品は初めてなのではないでしょうか。マスクをはぐ度に違う顔が現 れ、いつまでたってもただ一つに定まらない様子は、澤田さんの作品テーマそのものだと感じました。【タカダ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/23

シベリア少女鉄道「残酷な神が支配する」

2006.7.20-23(精華小劇場
東の方からさざ波のように聞こえてくる「シベショー、おもしろいよ~!」の声に、ミーハー心をくすぐられ、行って参りましたシベリア少女鉄道(通称:シベ少)。
但し、ミーハー心をくすぐられた割には何の予備知識も下調べもなく客席に着いた私。ハルマゲドン的タイトルと地下倉庫の絶望感があふれるセットから、かつての第三エロチカ(ポリティックでラジカルな作品で、第一次小劇場ブームを牽引!)のニオイを勝手に嗅ぎ取り、条件反射で身を引き締めて気合を入れ直した。そこに突然、開演3分前からの秒刻みカウントダウンが!何だかわからないけど凄く怖くなってきたよ~!!!(叫)暗転。
しかし始まった舞台は…。事件は起こっているけど、どこか空気はヌルイ。そのヌルサが、ダメなのか意図なのかが分からず、これまたどこかウサン臭い。何よ り、起こっている事件が、壮大な破壊工作なのか、幼馴染の痴話喧嘩なのか判然としかねる…。倉庫の中、警察の取調室、カフェテリアの3場面を、回り舞台を 使って軽快に転換する仕掛けは巧妙。だがっ、クルクル周ってるだけでいいのか!!
ミョーな焦りと掴みどころのないもどかしさがマックスに達した瞬間!なぜかアントニオ猪木が登場。ダァー!!そして、爆笑とともに一気に脱力。…こういう ことだったのね、シベリア少女鉄道。マンマとやられてしまいました。開演前に私が嗅ぎ取ったニオイは何だったの。お腹へってただけ?
アントニオ猪木からビンタを受けたような痛快なヤラレタ感を味わいつつ、新たな波(ムーヴメント)の予感にワクワクしながら、清原が打席に立った日の気分で家路に着きました。【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/18

新開地劇場「大川良太郎公演」

2006.7.18(新開地劇場)
お向かいの新開地劇場へ「大川良太郎公演」を観にいってきました!
開演ギリギリに飛び込んだ客席は、追っかけマダム風の方々が舞台前をしっかりと陣取り、始まるや否や、手拍子あり、ペンライトありで大盛り上がり!10代 くらいの若い女の子がキャッキャッと言ってる姿もチラリホラリと見受けられ、風の噂で聞いた“大衆演劇ファンに若い子が増えている!”ってことを、身を 持って実感。
内容は、休憩を挟んで顔見世、お芝居、歌謡ショーの三部構成。
3時間半の長丁場ですから、客席ではしっかり飲んだり、食べたりできちゃいます!が、しっか し大川良太郎若座長のイナセな若衆姿や、迫力たっぷりの殺陣、そして何より「この人、ホントにお・と・こ~?!」と開いた口が塞がらない程のお色気満々の 艶姿を、これでもか、これでもかと見せつけられては、飲んだり食べたりしている場合じゃありません。
流し目、ウィンクが乱れ飛び、ご祝儀の万札も舞い踊る、夢見心地でカルチャーショックなひと時を満喫させていただきま

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/17

維新派「ナツノトビラ」

2006.7.14-17(梅田芸術劇場
関西では二年ぶりとなる維新派公演を観てきました。
いつもは野外に自前の劇場を建ててしまう維新派ですが、今回は既成の大劇場を使って、近年すっかりお馴染みとなった白と黒のモノトーン舞台に、一人の少女が異世界へと紛れ込む夏のひと時を描き出していきました。
主人公の少女は、ビルの谷間の小さな部屋で、一人TVを眺めています。リモコンで番組を変えるたびに、スポーツ中継、時代劇、そして白昼の通り魔殺人事件 など、様々な情報がめまぐるしく垂れ流されてきます。まるで情報の洪水に押し流されるように、扉を開けて、外へ飛び出す少女。そこには、亡くなった弟の姿 があり、少女は麦藁帽子をかぶり、花を抱いて弟の墓へと向かいます。
快適な室内と汗まみれの屋外、あの世とこの世が重なり合う盆送り、疲れを知らない少年が重い足取りの大人へと変わり行く姿、日常と狂気の間が破れる瞬間な ど、“扉”をはさんだアチラとコチラの世界が一瞬交わって入れ替わる様子を、作者の松本雄吉氏は、独特のリズムと言葉の反復、そして腰を落とし踵を落とし た独自の動きで魅せていきます。巨大なセットと白い群像が縦横無尽に大舞台を行き交う様は、まさに維新派ならではのお家芸!
大劇場での公演は、野外で観るときよりもスタイリッシュな感じがして、ラフを見慣れた友人のちょっとおしゃれな姿を見かけた時のような眩しさと気恥ずかし さを感じましたが、大道具の転換時に見え隠れする裏方さんの逞しい動きには、夏の日差しと海辺の風と初秋の月明かりが良く似合う我らの維新派なんだ!とう れしくもなりました。カーテンコールも圧巻で、1階はもとより2,3階席のお客様からも大きな拍手が沸き起こっていました。
メキシコ・ブラジルでの初演を成功させた凱旋公演は幕開きから大成功の観でした。来年はヨーロッパツアーも決まっており、今やすっかり大阪が誇る世界の維新派の様相です。かっこいいな~!【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/09

劇団太陽族「だけど、ほらごらん」

2006.7.7-9(AI・HALL)
伊丹のアイホール劇団太陽族の公演を観にいってきました。
KAVC周辺でも何かと話題の指定管理者制度を、介護福祉の現場を通して描きながら、高齢化問題、多様化する価値観、共存共生を目指す社会への問いかけなどを浮かび上らせた、“時代”に対する作者の鋭い視線を感じる“骨太作品”でした。
しかし、観劇の印象は決して堅苦しく小難しいものではなく、等身大の登場人物達の軽妙で泥臭い関西弁の会話や、卑近なエピソードの中に突如幻想的で非現実 的な場面が立ち現れる構成、そして随所に散りばめられた歌や演奏など、演劇ならではの醍醐味とエンターテインメント性にあふれた楽しい仕上がりでした。
これは、劇団の代表で作・演出を担当する岩崎正裕さんの作風が、鋭さを失うことなく確立しつつある証左だと感じました。
岩崎さんは、実力派の劇作家として全国的に注目を集める方ですが、それ以上に関西演劇界において、多世代間のつなぎ手となり得る誠実なリーダーとしても大 いに期待されています。KAVCでも、かつては高校演劇祭の創作指導者として、現在では「KAVCチャレンジシアター」の選考委員として、若手の活動を応 援してくださっています。作家としても、人間としても円熟味を増してきた岩崎さんの活動からはますます目が離せません!【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/10

「ATG Film Exhibition」松本俊夫監督 『薔薇の葬列』

2006.6.10 (京都造形芸術大学ー京都芸術劇場)
京都造形芸術大学の施設の一つである京都芸術劇場でおこなわれたATG(日本アート・シアター・ギルド)の上映会に行ってきました。
一日に一本の上映とトークが行われるこの4日間のエキシビジョンのうち10日の上映は松本俊夫監督作品『薔薇の葬列』でした。
劇場内は1階席がほぼ埋まっている状態で、案内されたのは2階席。人気があるなあ、と見回すとそのほとんどが造形大の学生でした。
14時から始まった上映は一時間五十分ほどで終了。私は二度目のATG作品鑑賞でしたが、やはりこの作品も印象強いものでした。若き日のピーターの可愛ら しさが映画の中では毒々しく感じられ、当時のアンダーグラウンドシーンを見事に切りとっているのではないかと思います。感情移入してしまいそうになると、 コミカルなシーンが挿入されていて感情移入を阻まれてしまい、その繰り返しが何度もある。最後まで作品に振り回され、目眩にも似た感覚に陥りました。
上映後、松本俊夫監督と映画史家の四方田犬彦氏によるトークがあり松本監督曰く、「境界線の映画が撮りたかった」という言葉通り、当時のあらゆることの境界線に立った視点で作られたものであったように思います。ATG恐るべし!【コナカ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/03

独舞 田中泯 海を踊る 歩測脱皮

2006.6.3(神戸海洋博物館屋上)
F0079464_21302777 田中泯さんの舞踏を観ました。
この企画は、神戸芝居カーニバル実行委員会の主催で、湊川公園、神戸海洋博物館屋上、松方ホールホワイエデッキと、それぞれ神戸の特徴を活かした“場”で泯さんが即興で踊るというものです。
私が観たのは、神戸海洋博物館屋上でした。
港を望み、潮風を感じ、出航合図の鐘の音や大音量の汽笛が響く中、目前で泯さんの踊りが繰り広げられます。決して激しい動きではないのですが、指先の先端 にまで神経を張り巡らせ、エネルギーが満ち溢れている様は、身体がそこにあるということだけで、圧倒されてしまいます。その身体も、手足が大きく、腰の位 置が高く、唯一無二の存在感!
泯さんの身体が音楽に合わせて、屋上の階を行き来し始めると、時に老人のように、時に赤ん坊のように、時に昆虫のように、時に植物のように、私の頭の中の イメージはクルクルと変わります。そして、泯さんの身体とともに、海も空も風も、取り囲む全てのものが、その気配を変えていきます。“場を踊る”とは、こ ういうことかと実感しました。
終演後アフタートークがあり、素に戻った泯さんの訥々とした話しぶりに、また感動!
印象に残ったのは「映画に出演し、多くの人に知られるようになったことで、自身の踊りよりも、田中泯という名前を観に来るお客さんが増えたような気がす る。これからは、“ひとりの踊り手”として、国内外を問わず、私のことを知らない人たちの中で踊り続けたい」と仰ったことでした。
泯さんの信念が伝わり、真のアーティストの姿を見ました。【オカノ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/02

田中泯「独舞」

2006.6.2 (湊川公園)
F0079464_20153521初期のジャッキー・チェン映画好きだった僕は、子どもの頃カンフーごっこでよく遊んだ記憶がある、そのなかでもお気に入りだったのは「蛇鶴八歩」よくカンフーで「蝶のように舞、蜂のように刺す」と言いますが、少林寺・八派の拳法が色々な舞になり意味を持っていて子どもながら夢中になっていたのを思い出します。
前置きが長くなりましたが、くたびれた着物に砂煙が舞うグラウンドで田中泯さんの踊りを見たときに昔見たカンフー映画を思いだし妙にドキドキした。
 たしかチラシに「私はダンスをすることで世の中を少し知ることが出来た」と書かれていたと思うが(うろ覚え)僕は田中泯さんの踊りを見ることで小学生の頃の感動を思いだし、ジャッキーのフィルターを通しダンスを楽しむことが出来た、なかなか貴重な体験ができた一日でした。【ハヤシ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/27

美術館の遠足 10/10

2006.5.27 (西宮市大谷記念美術館)
F0079464_1423267大谷記念美術館の年に一度の名物企画となった「美術館の遠足」もとうとう最終回となってしまいました。9までを思い出し、どんな展覧会がまっているのかワクワクしながら館内へ。中に入ると毎回のことながら大盛況で、夜に行ったせいもあるのか、まるでパーティーのような雰囲気でした。
さて、最後の「美術館の遠足」では来館者に「あるモノ」を持ってもらい、それを首からさげて館内を巡る・・・という趣向になっていました。その「あるモノ」とは小さな音を発している電子機器で、今回の展覧会にのみ登場したようです。実はこの機器こそが今回の展覧会の鍵になるものだったのですが、数に限りがあり私は持つことができませんでした。首からぶら下げている人をうらやましげに見つつ、館内を回ることに。
今回の展覧会、展示作品自体は少ないのですが、目ではなくよくよく耳をすましてみると、館内のいたるところから音が聞こえてくるのです。そこで先ほどの機器が関係してくるのですが、この機器と館内に仕掛けられた音とが共鳴しあい、不思議な和音を奏でていることに気づきました。また、機器を持った者同士でも近づくと和音が奏でられるようになっており、館内は不思議な音楽空間と化していました。
今回の展覧会、過去の展覧会以上に館内のおどろくような所にまで仕掛けがあり、美術館がいつになく解放された展覧会となっていました。
展覧会の終了時に企画者の藤本由起夫さんからご挨拶があり、「この展覧会は美術館からのプレゼントだった」とのお話がありました。美術館自体を作家に預けてしまう大谷記念美術館の懐の深さに感嘆しつつ、それを十分に活かし、なおかつ魅力を倍増させた展覧会を開くパワーを持った藤本さんを尊敬してやみません。
「美術館の遠足」は終了しても来年には藤本由起夫展も開催されるそうなので、今後ともこのコラボレーションから目がはなせません。【コナカ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)